嫌がらせが仲良しママ友たちにバレて…
これまで、ユズハさんに対してひどい言動を繰り返していたカキエさん。ミカさんから「今までしたこと、全部聞いたよ」と言われると、大焦りしながら「絵を依頼したのに断られた」と主張し、「先に迷惑をかけてきたのはそっちでしょ?」と、ユズハさんに向かってひと言。「絵の宣伝になるように義実家にも飾ってあげると言ってあげたのに、お金を取るなんて図々しい」と怒り出しました。
しかし、最初にお金を払うと言ったのはカキエさんのほうだとユズハさんが問い詰めると、自分からお金を払うと言ったことは認めたものの「私が提示した金額を受け入れなかった!」とさらにヒートアップ。「友だちなら無料で引き受けるのが普通。それなのに、あんな値段をふっかけてくるのは図々しい」と言い出しました。
そして、2人だけで話していてもらちが明かないと思ったのか、「社会で働いていて常識のある2人からも、言ってやってよ!」と、カキエさんはミカさんとモモさんにも意見を求めたのですが……。
「それは、カキエさんが間違ってるよ」
モモさんから想定外の言葉をかけられ、カキエさんは絶句。さっきまでの威勢のよさはすっかり消えてしまったのでした。









「正直、人のことナメてるでしょ?」
カキエさんが「社会で働いていて常識のある人」と尊敬するミカさんは、険しい表情でそう言いました。そしてミカさんも、一目見て欲しいと思うような素敵な絵を格安で描いてもらおうとしていたカキエさんを、「みっともないよ」と非難したのでした。
そんな言葉をかけられるとは思っていなかったカキエさんは、「同じ小学校のママ友の私を裏切るの?」とミカさんとモモさんに訴えますが、ミカさんは「私は正しいと思ったことを言っているだけ」と一蹴。
「ユズハさんの娘とうちの娘をかかわらせたくない」と子どもを巻き込もうとしているカキエさんの言動について、モモさんも続いて「この話題、子どもたちは関係ないじゃない。なんで子どもの行動を制限するようなことを言うの?」と異議を唱え、それはおかしいことだと伝えたのでした。
◇ ◇ ◇
「同じ小学校のママ友」という関係を、どんなときでも味方になってくれるような、とても強固なものだと信じていたのは、カキエさんだけだったようですね。ミカさんやモモさんは、ママ友という関係性に左右されず、間違っていることをはっきりと指摘できる素敵な人でした。
モモさんの言うように、たとえママ友同士でトラブルがあったとしても、それは子どもたちには関係のない話。トラブルが起きないことが一番ですが、もし起きてしまったとしても、感情的にならず、時には第三者に入ってもらうなどしながら、子どもの行動や感情に影響を与えないように解決するのが、親としてすべきことなのかもしれませんね。
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しろみ