期待していたのと違う…?

結婚前のあいさつで、夫の伯母宅を訪れたときの話です。ワクワクしながら伯母夫婦と対面し、あいさつもそこそこに食事に招かれました。伯母には持病があると聞いていたので、食事の準備は大変だったろうなと感謝の気持ちでいっぱいでした。
テーブルにはすでに料理が並んでいて、これから始まる和やかな食事会に期待が膨らんでいたのですが……。しかし、私は目の前に並んだ料理を見て一瞬戸惑ってしまいました。おもてなしの席にしては、少し寂しい内容だったのです。もしかしたらまだ他に料理があるのかもと思い直し、夫や伯母夫婦と一緒に食事を始めました。
夫は「おいしい」と言っていましたが、私が口にしてみると、食材本来の味が消されているものや、少し気になるにおいがするものもありました。大皿で提供されていたので、他の料理が出てくることを期待しながら、数口ずつ食べて、あとはご飯でどうにかおなかを満たしました。
正直なところ、食材の鮮度が気になったものもあり、もし自分が料理をする立場だったら、もっと違うふうに調理してあげたいと思ってしまいました。でも、伯母は持病を抱えながら一生懸命作ってくださったのだと思い、感謝の気持ちを忘れずに食事を終えました。
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この経験を通して、誰かを自宅に招いて食事をするということは、思っていた以上に難しいことだと感じました。大人になってからは、自宅に人を招く機会がなかったので、今回の出来事は私にとって大きな学びとなりました。もし次に伯母宅で食事をする機会があれば、出前を取るか、皆で持ち寄り形式で料理を作って楽しめたらいいな、と思っています。
著者:町田こう/30代女性・パート
義母が毎晩のように迎えに…

初めて夫の実家で同居を始めたときのことです。義実家の鍵は特殊なタイプらしく、複製するには費用がかかるとのことで、私は常に鍵を持っている夫と一緒に行動していました。
私が仕事をしていた当時は、最寄りの駅までは義父か義母が車で送り迎えをしてくれ、帰宅時は夫と一緒に戻るという生活が続きました。最寄り駅から家までは歩くと少し距離がありましたが、バスも通っていたため、毎日車で送迎があることに正直驚きました。
義姉や義妹も同様で、義父母は彼女たちが仕事に出る時間帯には、やはり送り迎えをしていたようです。特に義姉は仕事の都合で終電近くに帰宅することが多く、夜遅くに歩かせるのは危ないという理由で、義母が毎晩のように迎えに行っていました。その姿を見て、驚くと同時に「義母の愛情は本当に深いのだな」と感じました。
また、食事に関しても驚くことがたくさんありました。義父母が昔から好んで食べていたということや、義妹が栄養士の資格を持っていることも関係しているのか、食卓には決まったメーカーのお米や納豆、味噌などが並んでいて、それらに強いこだわりがありました。
食に対して特にこだわりがなかった私でしたが、その影響で次第に「食べ物の選び方」に敏感になっていったように思います。
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自分の実家との違いに戸惑いつつも、家庭ごとに「常識」や「当たり前」があることを実感しました。そして、そんな環境の中で育った夫は、義母の深い愛情をたっぷり受けてきたのだと改めて感じました。一緒に暮らす中で、いろいろと手をかけてもらえることはありがたく思う一方で、「自分の居場所」や「役割」があることで、人はより自然体でいられるのかもしれないと、ふと感じました。
著者:山本亜由美/30代女性・主婦
義父に土下座!?

最近、私の母が亡くなりました。同居している義父は、「ちょうど掃除業者が来るから行かない」と言いだし、母の葬儀に参列せず香典もありませんでした。
以前、義父の母(私の夫の祖母)が亡くなったときには、私の父と母がそろって参列し、母は足が悪く車椅子にもかかわらず出席していました。それでも、元気なはずの義父は私の母の葬儀には来なかったのです。
母が亡くなり、深く傷ついている私に対して、義父は物価高が困ると話を振ってきました。私が「そうですね、食費を切り詰めなくては」と言うと、「何を言う、俺は栄養不足なんだ。それを切り詰めるとはどういうことだ。そんなこと誰にも言われたことがない。土下座しろ。しなければ追い出すぞ」と激高しました。本当はしたくありませんでしたが、医療的ケアが必要な子どもを抱えていて、すぐ引っ越すことも難しく、やむなく土下座をしました。
後日、そのことを周りに話した義父は、「周囲から謝ったほうがいいと言われたから」と言って謝ってきました。義父いわく、自分が栄養不足なのは私が3食用意しても、朝食を11時、昼食を18時に食べ、食べるとすぐ寝て夜は食べずに2食になってしまう生活習慣のせいだそうです。
昼寝や夕寝を重ねるため、夜はなかなか眠れず、朝方まで起きていて寝不足になるのだとか。それでも電気代は節約しろと言ってくるのに、テレビをつけたまま昼寝や夕寝をするのは義父本人です。
さらに、「学歴の低い近所の人とは付き合うな」とまで言われました。もともと足の踏み場もないほど散らかった家なのに、「お前が来てから汚れた」と責められることもあります。実際には私は一部屋しか使っていませんし、本棚は少し触れると崩れそうなほどで、そこかしこにほこりが積もっていて驚きました。
床には新聞紙が敷き詰められ、歩く場所さえ満足にありません。トイレには女性のイラストがいくつも貼られ、「お前にもこんな体になってほしい」といったセクハラまがいの発言をされることもあります。同居してから、このような出来事が次々と起こっています。
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母を失ったばかりの悲しみに加え、義父の言動にどう向き合えばいいのか戸惑う日々です。医療ケアが必要な子どもを抱え、すぐに新しい生活へ踏み出せないまま、今はこの現実を受け止めるしかありません。
著者:前田尚子/40代女性・主婦
まとめ
義実家との関係は、それぞれの家庭によって異なります。価値観の違いに驚くことや戸惑うことが多いとき無理をせず、自分たちにとって最適な付き合い方を見つけてるといいですよね。夫婦で話し合うことも大切ではないでしょうか。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※AI生成画像を使用しています
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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3話目、よく土下座なんか出来ましたね。
私なら「土下座」と言われた時点で一悶着、その後絶縁、夫も義父につくなら離婚で良いです。