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小1の息子に2年生のドリルを強要する義母「終わるまで夕飯抜き!」しかし翌日急に謝罪!?真意にあ然

小学1年生の6歳の息子はやっと学校に慣れ始め、勉強は自分のペースで頑張っています。そんな中、気になるのが教育熱心な義母の態度でした。ある週末、久しぶりに義父母宅に泊まりに行き、楽しく過ごしていました。しかし突然、義母がリビングの奥からあるものを持ってきて、楽しい雰囲気が一変します……。

 

会うたびに塾や教材をすすめてくる義母

今年小学校に入学した長男。半年が経ち、時々「学校に行きたくない」と言いながらも、生活リズムや勉強にようやく慣れてきました。私は「生活も勉強も無理せず進めればいい」と考えていましたが、ひとつ気がかりなことがあったのです。それは、義母が教育熱心なことでした。

 

隣町に住む義母とは月に1回ほどのペースで会いますが、会うたびに「塾に通わせたほうがいいんじゃない?」「通信教育を始めてみたら?」など、いろいろすすめてきます。私は「やっと学校の勉強に慣れたばかりなので……」と伝えましたが、それでも「今するのが大事よ」と何度もすすめてくる義母。私はだんだん嫌気がさしてきて、聞き流すようにしていました。

 

 

そんな中、夫と息子と3人で義父母宅に久しぶりに泊まりで遊びに行くことに。義父母宅に着くと、義母の姉の孫である小学4年生の男の子・Aくんが来ていました。息子はうれしそうに一緒に遊び始め、その様子を見て「来てよかった」と思いました。しかし、義母はボソッと「Aくんは頭がいいから、孫くんと遊ぶのは退屈じゃないかしらね……」と言います。私は「ん?」と思いましたが、年齢の違いもあったので、義母の言う話も仕方のないことだろうと、自分に言い聞かせていました。

 

しかし、Aくんたちが帰ったあと、雰囲気が一変。義母はリビングの奥から学習ドリルを何冊も出してきたのです。私が「それ、どうしたんですか?」と聞くと「さっきのAくん、1年生のときには九九や漢字ができたらしいわよ。今日Aくんが来たら孫くんもやる気になるかと思って、最新のドリル買い揃えておいたのよ。まずは算数。その後は漢字。ドリルが終わるまで夕飯はなし! さぁ、ばぁばが教えてあげるから、今から始めるわよ!」と張り切る義母。

 

 

私は「せっかくの休みですし、宿題もあるのでそこまでしていただかなくても……」と伝えましたが、義母はやめる気がないようです。息子は「えー」と嫌そうな顔をしましたが、仕方なく勉強を始めることに。しかし、ドリルの問題は息子が学校で習っているものよりもはるかに先の内容。まだ足し算と引き算を学校で習っている途中なのに、九九の問題をさせようとするのです。義母が熱心に教えるものの、もちろん息子にはわからない様子。なかなか解けない息子にしびれを切らした義母は「そんなこともわからないの!? もっと勉強しておけばわかるのに!」と怒ったのです。

 

この瞬間、リビング中は凍りつき、息子はしくしくと泣き出す始末。それでも義母は「せっかく買ってあげたのに! 泣くなんて、情けない」と怒っています。すると、そばで見ていた夫が「いいかげんやめてくれ! やりすぎだ! まだ習ってもないことを怒りながら教えたって勉強が嫌いになるだけだろ!」と語気を強めて言いました。すると義母は「あなたたちが甘やかすからよ!」と不機嫌そうにリビングを出て行ってしまったのです。

 

 

その直後、自治会の集まりから義父が帰宅。泣き腫らした息子の姿や重い空気を感じ取り、私たちに「何があったんだ」と静かに尋ねました。一連の話を夫から聞いた義父は、「あいつ(義母)は負けず嫌いだからな……」とため息をつきます。そして「後のことは任せなさい」と言って義母が閉じこもっている部屋へ向かったのでした。

 

次の日、義母は私たちに「昨日は無理に勉強させて悪かったわ」と謝罪。「Aくんの話や同僚の孫が塾に通っていると聞いて、『うちの孫はまだ何もさせてない』というのが、悔しかったの」と話します。そして「でもお義父さんに、『他人と比べても仕方がない、自分の孫のいいところを見つけてやれ』って言われてね」と言い「Aくんと孫くん、それぞれに、いいところがあるわよね。孫くんの好きなことや得意なことを伸ばすお手伝い、ばぁばにもさせてくれる?」と息子に尋ねました。息子は「ぼくサッカーが好きなんだ! 新しいチームに入って頑張ってるから、今度試合見に来て!」と笑顔で話します。義母は「もちろん! 応援に行くね」とふたりは和解できたのでした。

 

 

他人の子の話を聞いて、息子に勉強の無理強いをした義母。たしかに勉強は大事です。しかし、夫の言ったように、関わり方次第で嫌いになることもあると思います。大人の気持ちを押しつけるのではなく、本人の気持ちを尊重しようと義母が改心してくれてよかったです。私も、息子の思いをしっかり聞きながら、成長に寄り添えるようにしたいと思った出来事でした。

 

 

著者:須藤和香/30代・パート。甘えん坊な6歳の息子と自由気ままな4歳の娘、自分の時間を優先する夫に振り回されているパートママ。北欧風ルームツアーや庭づくり動画を見るのが最近の楽しみ。

作画:yoichigo

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年9月)

 

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