2人で食べるために…じゃなくて!?
夫は独身期間が長く、自分のことはすべて自分でおこなってきたことからか、結婚後し夫婦で暮らし始めても「自分の分だけ」という意識が強く根付いているなと感じることが多いです。洗い物は「自分が汚した食器だけ」、掃除は「自分が汚したところだけ」なのです。
また、スイーツなども「2人分買ってくる」という感覚はないようで、「クリスマスケーキを買ってきた」と言われたときは、私の分も買ってきてくれたのかなとうれしい気持ちでしたが……夫が買ってきたのは自分が食べる分だけ。クリスマスのときのケーキやチキンなど、「2人で一緒に食べたら楽しいのにな」と思っていた私は、「結婚したのにな…」と悲しくなってしまいました。
◇ ◇ ◇ ◇
結婚し2人で暮らし始めても、クマったさんさんの夫としてはきっと「これまで通り」の感覚で、自身の生活に何か大きな変化が生まれたわけではなかったのでしょう。クマったさんさん曰く、結婚生活を重ねた今も夫には変化はないようで「夫婦なのにな…」とちょっぴり悲しくなってしまうことがしばしばあるのだとか。もちろん、自分のことを自分でおこなってくれることはありがたいですが、クマったさんさんの「ちょっぴり悲しくなってしまう」という気持ちもわかりますよね。
著者:クマったさん
イラスト:アゲちゃん
続いてのお話は、風邪をひいて寝込む私に彼が衝撃のひと言を放って……?!

彼から衝撃のひと言!
私の従兄弟の紹介で出会った私たち。彼と一緒にいるのは居心地がよく、あっという間にお付き合いがスタートし、その1カ月後には彼からプロポーズされました。周りが結婚ラッシュなこともあり、浮かれていた私は即OKをしました。
ところが、彼と半同棲の関係になったとき彼から驚きの発言があったのです。ある日、私が体調を崩して寝込んでいたところに彼が帰宅。布団で横になっている私を見るなり、「大丈夫? 俺はごはんを食べてきたよ。安心して寝てね」とさもいいことをした! というような満面の笑みで伝えてきたのです。
彼の発言にショックを受けた私は、彼との結婚生活に不安を感じ始めました。最悪、婚約破棄かも……。という考えが浮かんだ私は、「このままではいけない」と彼と話し合いの場を設けることに。
話し合ってわかったことは、彼は私が傷ついたりしているなど考えてもみなかったそうです。この話し合いを通して、彼の希望もあり、彼に対して何か感じたことは具体的にすぐ伝えるようになりました。すると、彼の言動が私に寄り添うものへと変化したのです。
いまだにぶつかることもありますが、すぐに話し合うようにして対処。この習慣は、手探りの子育て中にも大変役に立ちました。結婚記念日を迎えるたびに、彼と結婚して本当によかったと感じています。
◇ ◇ ◇ ◇
「共感性の低い彼」と「察してほしい私」がうまくいっているのは、彼が”聴く”耳を持っていたおかげだと思います。彼のこの一面がなかったら、そりが合わず婚約破棄となっていたかもしれません。
気が利かない、気持ちをわかってくれないと不満に思う前に、言葉にして伝えることの大切さを改めて知りました。穏やかな毎日を送っている現在、簡単に手放す決断をしなくて本当によかったと感じています。
著者:田畑菜々
イラスト:すうみ
今回は、「パートナーの発言に衝撃を受けたエピソード」を紹介しました。ひとり暮らしの習慣や、実家での習慣はなかなか抜けないもの。価値観の違う2人が生活を共にしていくには、価値観のすり合わせが必要になると思います。もちろん、相手を受け入れることも大切です。しかし、この先も一緒にいることを考えると、気になったことは相手に伝えてみるのも夫婦円満の秘訣かもしれませんね。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!