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【ペットがいる人は、絶対に用意してー!】防災士が警告→「意外と盲点だった…」「すぐやります」【防災の新常識】

こんにちは!防災士の資格を持つ、ライターのおおにしりおです。

最近は、犬や猫などを「家族の一員」として迎えるご家庭がとても増えています。

ですがもし突然、家にいる時に地震などの災害が起きたらどうしますか?
その時、大切なペットも一緒にいたら。家族全員で、無事に避難することを具体的に想像できていますか?

今回は、そうしたペットと暮らす方に向けて、災害時の避難に関する重要な情報をお伝えします。
私の実家にも猫が2匹いるため、決して他人事とは思えません。ぜひ知っておいてほしい内容です。

 

避難方法の違い

まず、避難方法について。みなさんは「同行避難」と「同伴避難」という言葉をご存じでしょうか?似ているようで実は意味が異なるので、この機会にぜひ覚えてください。

 

同行避難

ペットと同行し、指定緊急避難所等まで避難することを指します。

 

同伴避難

一方で「同伴避難」とは、一緒に避難所まで避難することに加え、避難所でペットを飼養管理することも含まれます。ただし、必ずしも同室で飼養できるとは限りません。

 

避難所の実情と「在宅避難」

一緒に避難できるか、避難後もペットを飼養できるかは、避難所によって対応が異なります。事前にお住まいの自治体に確認が必要です。

 

避難所には動物が苦手な方やアレルギーの方もいます。そのため、残念ながら、どの避難所でも確実にペットを受け入れてもらえるわけではないのが実情です。 ペットのストレスやこうした避難所での問題を考慮し、自宅の安全が確保できる場合は「在宅避難」が推奨される理由もここにあります。

 

ペットに必要な備え

人間が飲食物や衛生用品を備えるのと同じように、ペットにも日頃からの備蓄が大切です。
必要なものを項目にしたので、ご確認ください。

 

飲食物

【ペットがいる人は、絶対に用意してー!】防災士が警告

 

まず基本となるのが飲食物です。 環境省の「人とペットの災害対策ガイドライン」によると、少なくとも5日分(できれば7日分)の飲食物が必要とされています。

 

・フード…5〜7日分
・おやつ…5〜7日分
・ペット用飲料…5〜7日分
・常用薬

食べ慣れたフードを普段から多めにストックしておきましょう。また常用薬がある場合は、切らさないよう注意が必要です。

 

身元の管理

【ペットがいる人は、絶対に用意してー!】防災士が警告

 

・迷子札・マイクロチップ登録情報(マイクロチップの場合は日本獣医師会などに登録)
・ワクチン証明書・治療記録
・飼い主とのツーショット写真

万が一、離れ離れになった場合に備え、マイクロチップ登録情報の控えや写真はすぐ取り出せる場所に準備しておきましょう。また、不妊・去勢処置をしておくことも、予期せぬ繁殖やトラブルを防ぎ、ペットを守ることに繋がります。

 

快適に過ごすための道具

【ペットがいる人は、絶対に用意してー!】防災士が警告

 

・キャリーバッグ or ケージ
・トイレ用品(ペットシーツ・猫砂など)
・ブランケットやタオル(においがついていると安心)
・ビニール袋(排泄物処理など多用途に)
・洗濯ネット(猫用)※実際に、宮城県大崎市の救助隊が洗濯ネットで猫を落ち着かせて救出した事例あり

ペットが衛生的に過ごすために必要なものに加え、お気に入りのブランケットやおもちゃなど、心の安定につながるアイテムも把握しておくと安心です。

 

避難生活で困らないための事前準備

備えは物だけではありません。普段の生活で心がけできることが沢山あります。

 

普段からのしつけ

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避難場所でペットが周りの人の迷惑にならないよう、犬なら「待て」「おいで」などの基本的なしつけをしておくことが大切です。猫ならキャリーやケージに入る練習もしておくと良いでしょう。もちろん毎日の健康管理も欠かせません。

 

情報収集、確認

避難所一覧やペット対応の可否は、お住まいの自治体のHPなどで事前にご確認ください。例えば、筆者の住む市では「避難所でのペットの受け入れは原則、可(ただし同室ではない)」となっていました。

 

避難計画を立てる

災害が起こる前に、避難所や避難ルートを確認しておくことも大切です。家から避難所までの道を実際に歩いてみることで、地図では分からない危険を発見できることもあります。

 

また、ペットと一緒に外出中に災害が起こる場合も考えられます。様々な状況を想定しておくことも重要です。 万が一、自分では飼養できない場合の預け先なども調べておくと、より安心です。

 

守れるのは「備えている人」だけ

【ペットがいる人は、絶対に用意してー!】防災士が警告

 

災害時の対応は、飼い主による「自助」が基本になります。
「自分の家族(ペット)は自分で守る」。だからこそ、普段からペットのための備え、情報の確認、しつけをしっかり行っておきましょう。

 

いざという時に慌てず行動するためにも、日頃から「備え」と「慣れ」を大切にしてください。 最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

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