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「食べちゃダメ!」祖母が出したおやつを拒否!→「食べたい」と号泣する甥に渡さなかったワケは?

わが家の子どもたちがまだ幼いころのお話です。子どもたちと一緒に実家へ帰省した私。近くに住む6歳の甥と10歳の姪がうちの子どもたちと遊んでくれていました。

そして、子どもたちをにこにこしながら見守っていたのは、認知症を患っていた私の祖母。
しかし、この穏やかな時間に緊張が走る事件が起こったのです――。

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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おやつを止めた理由は

祖母は休憩時におやつを差し出しました。祖母が差し出したのはピーナッツの入ったお菓子……。祖母から差し出されたお菓子を我先にとろうとする子どもたち。しかし、姪だけは血相を変えて、「食べちゃダメ!」と叫びました。

 

私もあとから聞いたのですが、実は、甥はナッツアレルギー持ち。姪は甥からお菓子を取り上げ、甥は大泣き。再度ナッツのお菓子を甥に渡そうとする祖母に、姪は懸命にアレルギーの怖さを説明していました。

 

認知症の祖母に悪気はなく、姪も甥を守るのに必死でした。

 

一部始終を見ていた私は、姪に代わって祖母に甥のナッツアレルギーを説明しました。しかし、認知症の祖母に理解してもらうのはやはり難しいようでした……。

 

あとから来た私の父も「ちょっとくらい大丈夫だろ」と、アレルギーの理解が乏しい様子。一緒に来た母に「命の危険があるのよ!」と怒られていました。

 

この一件から、たとえ親戚の子どもたちであっても、安易に食べ物や飲み物を与えてはいけないと肝に銘じた私。お友だちが家へ遊びに来るときも、事前にその子のママさんにアレルギーについて教えてもらうようにしています。

 

※ピーナッツは少量でも重篤なアレルギー反応を起こす可能性の高いアレルゲンです。アレルギーの疑いがある場合は、特に注意しましょう。また、ピーナッツのようにかたくて噛み砕く必要がある物は、小さなかけらが気管に入り込んで喉や気管に詰まらせて窒息したり、肺炎や気管支炎を起こしたりする危険性があります。6歳未満の子どもには食べさせないようにしましょう。

 

 

著者:星あきら/女性・主婦。3歳、8歳の姉弟を育てる母。医療機関に勤務。趣味はお絵かきで、子どものお帳面描きに毎日奮闘中。

イラスト:はたこ

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

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