私だけ違うのはどうして?
あるとき、職場の先輩が有給で旅行に行ったとのことで、お土産を職場のみんなに配ってくれました。みんなには旅行先の名物である焼き菓子を配っていたのですが、なんと私には個包装の飴が2粒。てっきりみんなと同じものが配られると思っていた私はぽかんとしてしまいました。
先輩には「子どもがいるから飴ってちょうどいいでしょ」と言われたのですが、私のほかにも小さな子どもがいる女性も働いていました。しかも「これ、引き出しの中に余ってたの」と笑いながら言われたのです。その場では「ありがとうございます」と言って、笑顔で受け取りましたが、内心はとても複雑でした。
後日、たまたま先輩が「あの人、イケメン(上司)と仲良くてムカつくから、引き出しの中に余ってた飴あげた〜全然その辺で買えるやつ」と笑って話しているのを聞いてしまいました。上司と私は特別仲がいいわけでもありませんし、あくまで仕事上の付き合いしかありません。それなのにこんなことをしている先輩には驚くやらあきれるやら……。しかし、私が先輩に何か言うことで、波風を立てたくなかったので、この件は自分の胸にしまい込みました。
その後、先輩は仕事で大きなミスをしてしまい、みんなの前で上司に叱責され、肩身が狭くなってしまったのか、しばらくして会社を辞めました。私にだけでなく、いろいろな人に対して、同じようなことをしていたので、ミスをしたときも助けようとする人はいませんでした。日ごろの行いは、やはり大事なのだなと痛感した出来事でした。どんな相手に対しても、誠意ある行動をしたいと思います。
著者:佐藤美穂/30代・女性・パート勤務。2児の母。
イラスト:miyuka
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年11月)