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ママ友への嫌がらせで娘が習い事へ行きづらく→夫に非難され、情けなさに気づき謝罪…娘が出した答えは #私たち仲良くできますか? 33

「私たち、仲良くできますか?」第33話。小学4年生の娘を育てるユズハさんは、隣町のダンススクールへ娘を通わせることに。そこで、ダンスの先生が娘と同じだというママ・カキエさん、モモさん、ミカさんの3人と知り合います。

モモさんとミカさんは思いやりや常識もあるいい人ですが、カキエさんは明らかに見下した態度で接してきて、いい印象はありません。とうとう我慢の限界を迎え、非常識な言動について迷惑だと伝えたユズハさん。しかし、迷惑な言動は相変わらず続き、無茶な要求を繰り返すように……。ユズハさんが要求を断ると「今後一切話しかけないで」と、カキエさんは激怒。

ユズハさんが、モモさんやミカさんにこれまでのことを打ち明けると、2人はビックリ。ミカさんとモモさんが、カキエさんの行いは「間違っている」と伝えますが、そこに娘のチエちゃんが現れてカキエさんに詰め寄ったことで、親子げんかにまで発展。さらに、この騒ぎを目撃した誰かによって匿名掲示板に書き込まれ、炎上。そして、カキエさんの夫にも知られてしまい、「人としても母親としても最低なことをしたんだぞ」と厳しい言葉をかけられました。

 

娘の言い分は間違っていない

カキエさんは、自分の言動がネットの匿名掲示板で晒されていることを知り「誰がこんな書き込みを……? なんで私だけ責められなきゃならないの……?」と、怒りに震えていました。

 

帰宅後、夫から「君のことだろ?」と、その匿名掲示板を見せられて動揺してしまい、とっさに「私じゃない」とウソをついたのですが……。

 

実は、ダンスのレッスン日だというのに、落ち込んでいる様子の娘・チエちゃんのことが気になった夫は、チエちゃんと話をしていました。そこで、カキエさんが同じスクールのママに意地悪をしていることや、匿名掲示板の存在をチエちゃんから聞いていたのです。

 

夫は、『掲示板に書かれている内容が事実なら』と前置きをしたうえで「君は、人としても母親としても、最低なことをしたんだぞ」と、カキエさんに冷たい視線を向けます。カキエさんは、何も言い返せませんでした。

仲良くできますか?/しろみ

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仲良くできますか?/しろみ

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仲良くできますか?/しろみ

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仲良くできますか?/しろみ

仲良くできますか?/しろみ

仲良くできますか?/しろみ

 

「チエには謝ったのか?」

 

夫からそう聞かれ、カキエさんは「まだ……」と正直に答えます。夫からはすぐにチエちゃんに謝るように言われますが「あの子のせいで恥をかいた」と、カキエさんはそれを拒否。

 

すると夫は、カキエさんにこう質問しました。

 

「チエの言い方もすこしキツかったかもしれないが、言っていることは本当に間違っていたと思うか?」


その言葉に、カキエさんは一瞬ハッとした表情を浮かべ、すぐに「……私、謝ってくる」と言ってチエちゃんの部屋へ向かいました。

 

「本当は自分が一番わるいってわかっていたのに、つい当たってしまった。自分のしたことの醜さにようやく気づくなんて、情けない。」

 

カキエさんが涙ながらに謝ると、チエちゃんからは「また同じことをしたら一生許さないからね!」という条件つきで、「ちゃんと反省しているならもういい」という言葉をかけてもらえたのでした。

 

◇ ◇ ◇

 

感情に任せた言動が周囲に与える影響は、自分が思っている以上に大きいものです。もし相手を傷つけてしまった場合、その後どのように向き合うかがとても重要ですよね。今回のカキエさんのように、自分の非を認め、誠実に謝罪する姿勢は、関係を少しずつ修復していくための大切な第一歩ではないでしょうか。

 

また、冷静な対応で状況を導いた夫のように、頭ごなしに責めるのではなく、相手の気持ちや立場に寄り添いながら問いかけることも大切ですよね。そうすることで、相手に自分の非に気づいてもらいやすいのかもしれません。

 

どんな状況でも、一度立ち止まって自分の言動を振り返ることが、周囲とのよりよい信頼関係を築いていくためには大切ですね。
 

 

 

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    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターしろみ

    自身が経験した育児と家族のことや、知人の体験談をもとにマンガを描いています。著書に「なんでも横取りする妹が嫌い」(KADOKAWA)

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