勝手に決められた子どもの名前
「ママみたいになるなよ〜」
おなかの赤ちゃんに、私をバカにしたようなことを言って話しかけるマサトにモヤモヤした気持ちのまま、いよいよ出産の日を迎えた私。
そして、無事に出産した私にマサトは……。












両親とマサトさんに見守られる中、無事に娘を出産したマミさん。
「マサト、抱っこしてあげて……」
マミさんは、感動の涙を流しながら、マサトさんに声をかけます。
すると、マサトさんはマミさんへの感謝やねぎらいの言葉よりも先に「ママに似てのんびり屋さんか〜しっかり者になるんだぞ」と娘に話しかけます。
そして、娘を「アミ」と呼んだマサトさん。
名前を耳にして、名付けの由来や漢字などを聞く両親に対してマサトさんは「2人で考えた候補のうちのひとつです」と説明します。
しかし実際には、事前の相談などなく、マミさんは内心、「え? アミ? どういうこと?」と困惑。
混乱するマミさんが声をかけると、マサトさんは振り返って、さらっと「お疲れ様」とだけ言うのでした。
◇ ◇ ◇
出産という命がけの大仕事を終えた直後に、感謝やねぎらいの言葉よりも先に「ママに似てのんびり屋さん」「しっかり者になるんだぞ」といった言葉を投げかけられるなんて、あまりに悲しいですね。
さらに衝撃的なのは、娘の名前を相談もなく勝手に決め、両親には「2人で考えた」と報告したこと。子どもの名前は、親から子へ贈る最初の大切なプレゼントです。それを独断で決められてしまっては、マミさんが疎外感を覚えるのも無理はありません。
これから始まる育児は、夫婦の協力が必要不可欠。最初から「2人で決める」というプロセスを無視する姿勢には、今後の関係性に大きな不安を感じてしまいます。生活をともにする夫婦間や家族間では、気になったことはそのままにせず、相手に遠慮せず、きちんと自分の意見を伝え、話し合う姿勢を大切にしたいですね。
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ゆる山まげよ
