義母「あんたと娘ちゃんは来ないでね」
私たちは現在、結婚2年目。1年目の年末年始はちょうど出産と重なって、夫の家族にあいさつへ行けませんでした。そこで「今年の年末はいつ帰ろうか?」と夫と話し合っていると、その数日後に義母から私宛に電話がかかってきました。
義母は「年末のことだけれど、嫁ちゃんと娘ちゃんは来なくていいから」と開口一番に宣言。私が戸惑っていると、義母は「息子(夫)とたくさん話したいのよ」とふてぶてしく言って、「そういうことだからよろしくね」と電話を切ったのです。
義母との関係は良好だと思っていたのですが、突然このようなことを言われて、私は驚きと戸惑いが隠せません……。
夫へ話すと、「なんてことを言うんだ!」と言って、すぐ義母に電話をかけてくれました。すると、義母は「だって、結婚してからほとんど話せていないじゃない? お母さんはあなたのことが心配なのよ、だからつい……お嫁さんに強く当たってしまったの」と言ったそうです。
夫は「そうだとしても、来なくていいっていうのはひどすぎる、孫にも会いたくないのならもういいよ、俺も帰らないから」と言って、義母の返答を待たず電話を切りました。そして、「母さんには頭を冷やしてもらおう、今回は嫁ちゃんの実家にだけ帰ろう!」と言ってくれたのです。
結局、年末年始は、私の実家にのみ帰省することに。両親は、孫と一緒にいられる時間が長いと大喜び! 楽しい時間を過ごしました。後日、夫に聞いた話によると、義母は親戚中から「息子さん一家は?」と聞かれて、肩身の狭い思いをしたようです。
義母の自分勝手な提案にかなり戸惑いましたが、結果的にはいい休みを過ごせました。あのとき、夫が私と娘の味方をしてくれて本当にうれしく思いました。私も夫が困ったときには、夫の味方でいようと決めた出来事でした。
著者:村井あずき/20代女性・ライター。音が鳴るおもちゃが大好きな1歳の女の子を育てるママ。夫と2人で初めての育児に奮闘中。娘と一緒に絵本を読むのが大好き。
イラスト:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています