しかし―――
退院した当日の夜、いー君は夜通し泣き止まず、ちかさんは追い詰められてしまいます。夫の無神経なひと言にも不満を覚え、夜中の授乳で起こされるたび「自分ばかりが大変」と感じます。
義母が母乳とミルクの混合育児だったと知り、ちかさんは夜だけミルクを足すことに。「少しラクになれるかも」と期待したものの、いー君は嫌がってさらに泣き続け、ちかさんは限界に達してしまいます。
その後、ママ友・Nさんに電話で話を聞いてもらい、「赤ちゃんとの時間がつらい」と感じていることに気付きます。
その夜、ちかさんはNさんのアドバイスを受け、添い乳を試みますが、いー君は泣き止見ません。焦って抱き寄せるとさらに大泣き。理由がわからず不安ばかりが募り、泣き止ますことができない自分に絶望してしまいます。
追い詰められてしまったママは…









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いー君の泣き声を聞き、起きてきた夫。「起こしてくれれば良いのに」と言って抱っこを代わります。
すると、先ほどまで大泣きだったいー君はすっと泣きやみ、無事に授乳を済ませて眠ることができました。
なんでだろう……どんどん遠のいていく
私の子なのに……赤ちゃんが怖い
授乳中の出来事を話すと夫から励まされますが、ちかさんは自分の赤ちゃんなのに、だんだんとその距離が遠くなっていくように感じてしまい「怖い」と思ってしまうのでした。
▼赤ちゃんと過ごす時間が誰よりも長いからこそ「自分が一番この子を理解しなくては」と思い詰めてしまうこともあります。そんな中で、他の人があっさり泣き止ませると、自信を失ってしまうのも無理はありません。
「上手くできないこと」は悪いわけではありません。大切なのは、上手くいかないときに、「自力でなんとかしなければ」と思わないこと。周囲の人を頼り、自分の心と体を少しでも休めることができれば、余裕を取り戻していけるのではないでしょうか。
※新生児は、おなかがすいた、おむつが汚れた、暑い・寒い、不安を感じる、眠いといった不快な状態を「泣く」ことで表し、周囲の大人に伝えています。赤ちゃんが泣いたときは、まず不快な状況がないかを確認してあげることが大切です。一方で、泣く理由がはっきりしない場合もあります。理由がないのに泣くのは生後2カ月をピークに、成長とともにおさまっていきます。母乳やミルクを飲まない場合は、体調不良やおっぱいの飲みにくさ(多乳・乳腺炎・分泌不足など)が関係していることもあります。不快な要因がなく、授乳中や授乳後も泣く場合は、助産師におっぱいの状態や吸わせ方を見てもらうとよいでしょう。
※注)添い乳について:添い乳は赤ちゃんに安心感を与え、寝かしつけや夜間授乳をラクにできる反面、乳腺炎の原因となったり窒息や事故の危険を伴います。特に新生児には注意が必要です。母親に強い眠気がある時は避け、赤ちゃんの顔が布団や乳房に埋もれないように環境を整え、授乳後は安全なベッドに移してあげるとよいでしょう。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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ちか
