「彼の子を妊娠した」私の婚約者を略奪した姉。私が「2人ともお似合いだよ」と祝福した理由とは！？

姉はモデルのような美人で、昔から私の容姿をバカにしてくる性格。ある日、私がラーメンを食べていると、「だから太るのよ。そんなだらしがない体型で地味に生きるしかないなんて可哀想」と発言。

 

さらに、姉は仕事をすぐに辞めてしまうため、私が「無職に言われたくない！」と反論すると、「仕事しか楽しみのない非モテ女より、よっぽど勝ち組」と見下してくるのです。

 

一方、家の外や男性の前では愛想よく振る舞うため、私は正直うんざりしていました。

 

姉には非モテと言われていましたが、実は私にはA男という名前の彼氏がいました。そして、付き合って2年の記念日に、レストランでA男から「俺と結婚してください」とプロポーズされたのです。

 

私はもちろん「はい！」と答え、両親に報告すると「あなたが選んだ人なら間違いない」と祝福してくれました。しかし姉は、「あんたの結婚相手なんてブスに決まってる」とバカにしてきたのです。

 

私が「彼のことを悪く言わないで」と言うと、姉は「それなら会わせてみなさいよ。私がジャッジしてあげる！」と言うので、私は両親だけでなく、姉にも彼を紹介することにしたのでした。

 

そして数日後、私はA男を実家に招待。姉はA男を見るなり、驚きの発言をしたのです。

 

「えっ、イケメンじゃん！ 妹じゃなくて私と付き合おうよ！」

 

A男は「えっ、それは……」と困惑。私は姉の言動に不安を覚えましたが、彼のことを信じ、姉のことは放っておきました。

 

ところが3カ月後、私は彼から急に呼び出され彼の家に。そこには姉も一緒にいたのです。「どうしてお姉ちゃんがここに？」と戸惑う私に、彼は言いました。

 

「ごめん……。実は君のお姉さんと付き合っているんだ」

 

さらに姉は平然と、「私、彼の子を妊娠したの」と衝撃的な告白。A男は、「悪いけど俺、お姉さんと結婚する。だから、俺たちの関係は終わりにしよう」と冷たく言い放ちました。

自宅に帰った私は、泣きながら両親に姉と彼のことを報告。すると父は、「その封筒の中身を見てみなさい」と私に分厚い資料を渡してきました。

 

中身は、姉とA男の行動に関する詳細な記録が。なんと、両親は姉とA男の関係を怪しみ、調査会社に依頼していたのです。さらに、A男は私にプロポーズする少し前に会社を辞め、今は無職ということもわかりました。

 

「無職ってこと、お姉ちゃんは知っているの？」と聞くと、父は「おそらく知らない。でも、僕たちから言うつもりはないよ」とのことでした。

 

それから数時間が経過し、姉が帰宅。私は姉に向かって「2人ともお似合いだと思う。おめでとう」と告げると、姉は「彼はイケメンだから、あんたより美人の私のほうが似合うでしょ」と満足げに笑っていました。

 

その後、両親が姉の略奪行為を責めると、姉は逆ギレしながら「彼の家で暮らす」と宣言し、実家から引っ越し。案の定、数日で実家に「彼が無職なんて知らなかった。生活費がないから助けてほしい」と連絡がありましたが、両親も私も「自分たちでなんとかして」と突き放したのでした。

 

私はといえば、勝手に仕事を辞めてしまったうえ、平気で浮気をするような男性との結婚を回避できほっとしています。今度は、誠実な男性とお付き合いし結婚したいです。

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。