「経済」は何の略?
この「経済」という言葉は、私たちの暮らしを豊かにするために不可欠な概念ですが、その成り立ちを知っている人は多くありません。
この記事では、「経済」という言葉の意外なルーツをクイズ形式でご紹介します。その四文字の熟語が何を指すのか、じっくり考えてみてくださいね。
次のうちから選んでみてください。

① 経世済民
② 高度経済
③ 政経返済
正解は……



①の経世済民(けいせいさいみん)でした!
「経済」という言葉は、古代中国の古典に由来する四文字の熟語「経世済民(けいせいさいみん)」を略したものです。
経世済民(けいせいさいみん)のそれぞれの意味
・経世(けいせい): 世の中を治めること、世を秩序立てること。
・済民(さいみん): 人民を救い、苦しみを和らげること。
つまり、「経世済民」とは、「世の中を治め、人民の生活を救う」という意味であり、政治や統治の理想的なあり方を表す言葉でした。
この理想を追求する学問や活動が、やがてお金の流れや富の分配に焦点を当てるようになり、現在の「経済」という概念を指すようになったのです。
この言葉のルーツを知ると、「経済」という言葉が、単なるお金儲けではなく、「人々の暮らしと世の中の安定」という大きな意味を持っていたことがわかりますね。
豆知識:「会社」と「企業」の違いって何?
「経済」という言葉の成り立ちを知ったところで、普段私たちが使う「会社」と「企業」の違いを知っていますか?実は、この二つは明確に指すものが異なります。
企業(きぎょう)
営利を目的に経済活動を行う組織、団体、個人の総称。法律上の厳密な定義はなく、個人事業主や大規模な多国籍企業まで、すべてを含みます。
会社(かいしゃ)
会社法という法律に基づいて設立された、営利を目的とする法人(株式会社、合同会社など)のこと。
つまり、企業は「営利活動をする組織全般」を指す、より広い概念であり、会社は「企業」という大きな枠組みの中の一部だということになります。
普段の会話ではどちらを使っても通じますが、ビジネスや法律の文脈では使い分けることが重要になる、興味深い言葉の違いなのです。
豆知識:「会社」は4種類!一番大きな違いは?
普段私たちがよく目にする株式会社の他に、合同会社、合資会社、合名会社があります。
これら4種類の会社の一番大きな違いは、会社が倒産した際に、出資者(オーナーや社員)がどこまで責任を負うか、という点です。
株式会社と合同会社(有限責任)
責任の範囲:有限責任
出資した金額までしか責任を負いません。万が一会社が倒産しても、個人の全財産を失うリスクがないため、現在設立される会社のほとんどはこの2種類です。
特徴:
株式会社:資金調達がしやすい、社会的信用度が高い。
合同会社:設立費用が安い、経営の自由度が高い。
合資会社と合名会社(無限責任が関わる)
責任の範囲:無限責任
出資者が会社の借金を個人の全財産で返済する義務を負います。このリスクの大きさから、近年では設立されるケースが非常に少なくなっています。
特徴:
合名会社:無限責任を負う出資者のみで構成されます。
合資会社:無限責任を負う出資者と、有限責任を負う出資者の両方で構成されます。
この「責任の範囲」の違いが、会社を選ぶ上で最も重要なポイントになるのです。
りんごのイラスト/タワシ