「その指輪どこの?」→ブランド名を伝えると…
私たち夫婦と同じ時期に入籍した、私と夫の共通の友人夫婦がいました。他の友人とは結婚指輪や結婚式の話をすることがあったのですが、この友人夫婦とは会う機会がなく、そういった結婚についての話をすることはありませんでした。
数カ月後、その友人夫婦と久しぶりに4人で会うことに。お互い同時期に結婚したということもあり、自然と結婚の話題になりました。
すると友人女性が私の左手薬指についた指輪を見ながら「どこの指輪?」とひと言。私がブランド名を伝えると、彼女はにこやかだった顔が一変、急に真顔に。そして……
「え? なんでそこのブランド物なの? そこじゃなきゃダメだったの? うちもそのブランドの物なんだけど」
と言い出しました。思わぬ言葉に私は困惑。彼女は「自分と同じブランドの指輪を、私がつけていること」が許せなかったのでしょう。ただ、そんなことを言われると思っておらず、私は言葉を失ってしまいました。フルオーダーだったので指輪のデザインは彼女の物と違いましたが、ブランド特有の雰囲気がどこか似ているのは確かでした。
彼女はヒートアップし、最終的には「その指輪を外して過ごせ」と理不尽な要求まで。さすがに友人夫が止めに入ってくれ、この会はお開きに。私の中ではモヤモヤが残る結果となりました。
あの一件以降、この友人夫婦と連絡を取ることはなくなりましたが、指輪を見るたびに彼女から言われたことを思い出してしまう……。モヤモヤしながらその後も過ごしていました。そこで、結婚5周年の際、憧れのブランドで指輪を買い直すことに。「そこまでする必要はない」と思う方もいるかもしれませんが、私たち的には気持ちが晴れて、スッキリと穏やかな気持ちになれたので、結果的にはこれで良かったと思っています。
著者:藤井ゆうか/30代女性・夫婦2人暮らし。共働きでお互いの自由を尊重した生活を満喫中。
イラスト:たこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年7月)
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