ダメ出し義母VS夫
初めて義実家へ子どもを連れて行ったときのことです。義母が私の育児方針に口を出してきました。
「そんな抱き方じゃ甘やかしになるわよ」
「もっと早く断乳すべき」
などと、終始否定されてばかり。初めての子育てで私自身も正解がわからず不安だったため、その言葉の一つひとつが胸に刺さり、自信を削ぎ落とされていくようでした。
波風を立てたくなくて必死に笑顔を作っていましたが、隣にいた夫は、私の表情が強張っていることに気づいてくれたようです。少し間を置いて、「母さんあのさ……」と声をかけ、「僕たちの子育てなのに口を出しすぎ! 心配なら聞かれた時にだけアドバイスして」ときっぱり言ってくれたのです。
義母は驚いたように黙り、気まずい沈黙が流れましたが、夫が私の気持ちを理解してくれたことは何よりの救いでした。帰り道、夫の顔を見た瞬間に張り詰めていた糸が切れ、安堵とともに思わず涙があふれました。あの日から、夫婦として同じ方向を向けている心強さを改めて噛み締めています。
その出来事以来、義母も程よい距離感で見守ってくれるようになり、以前よりもずっとラクな気持ちで付き合えるようになりました。何より、夫が一番の味方でいてくれるという事実が、私にとって大きな自信になっています。夫婦でしっかりとタッグを組むこと。それこそが、家庭を築くうえで一番大切なことなのだと実感しました。
著者:岡田恵美/30代女性/2児の母。猫を飼っている。パート勤務。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年11月)
※生成AI画像を使用しています