よく耳にする「初産は出産予定日よりも遅れる」という話。私は自分もそうなると思っていました。 ところが、妊娠38週のときに入院することになり、大慌て! こんなことなら早めに準備しておけばよかった……と後悔しました。これから出産を控えている方は、「こんな出産もあるんだ」と参考にしていただければと思います。
想像よりも早く入院することに!
その日は妊娠38週の妊婦健診でした。内診で「子宮口が4~5cm開いているね。入院しましょうか」と、想像していたよりも早く医師から入院の指示が!
入院のためにまとめていた入院バッグは、産院から車で30分ほど離れた実家にありました。私と付き添いの実母はプチパニック! 私はそのまま入院の説明で病室に案内され、実母は荷物をとりに大急ぎで実家へ戻っていきました。
翌日、陣痛促進剤が投与されて出産へ
産院でひと晩を過ごしたものの、大した痛みもやってこなかったので「なぁんだ、これは帰宅コースかな~」と呑気にかまえていました。
ところが、翌朝の内診で子宮口がなんと6cm以上も開いていることが判明。院長先生の「陣痛促進剤を投与して今日中に産んじゃおうか」のひと声で、数分後には分娩室へ向かっていました。いざ出産! というときに私自身はまったく実感がなく、本当に赤ちゃんは生まれるんだろうか……と半信半疑でした。
2時間半のスピード出産!
結局、陣痛促進剤の投与からわずか2時間半ほどで、ぽーんと生まれたわが子。出産予定日より1週間ほど早く生まれたわが子は、直前の健診で小さめだと聞いていて心配していましたが、出てきてみれば3,000g超えのしっかりとした赤ちゃんでした。
振り返れば予想外の展開ばかりで、本やインターネットで知っていた出産のイメージとはまったく違う出産となりました。始まり方は人それぞれ。事前準備は本当に大事だ!と終わってから痛感しました。
これから出産を控えている方は、入院準備は早めに済ませて、入院バッグは健診のたびに移動の車の中に積んでおくか、すぐ持ち出せる場所にスタンバイしておくといいかもしれません。余談ですが、出産までの時間があまりに早くて、出産には結局だれも立ち会えませんでした。
著者:しまのさくら
一女の母で夫と3人暮らし。出産を機に勤めていた会社を退職。現在は育児のかたわら、データ入力の仕事や妊娠・出産・育児に関する記事を執筆している。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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