同僚男性の勘違い
サラリーマンである僕は、同じ職場で働く女性・A子と交際しています。彼女の妹とも仲が良く、海外留学をしていた彼女が帰国したときにも僕＆A子＆妹の3人でご飯を食べに行きました。
そのときA子とは店内で合流することになったため、僕はA子の妹とふたりでご飯屋へ向かいました。どうやらその姿を同僚男性・Bに見られていたらしく……。
翌日、Bに呼び出されたA子は「アイツ浮気してたよ」と言われたとのこと。ただ、Bが証拠として見せてきたのは、僕とA子の妹が写った写真。そのため、A子はBの勘違いだとすぐにわかったとのこと。彼が「君の心が落ち着いたら話を聞かせてほしい」と言い去ってしまったため、訂正できなかったようです。
それゆえに、Bは僕とA子が別れる！ と勘違いして暴走していたことを、当時の僕は知りませんでした。
彼の言葉には絶対に騙されない
僕がBの暴走に気付いたのは、デスクで作業をしていた際に彼がいきなり話しかけてきたときのこと。彼は常に僕のことをライバル視していたため、声をかけてくることは滅多にありませんでした。だから僕は少し警戒してしまいました。
そんな僕に、Bはニコニコ笑顔を浮かべながら「A子さんがお前と別れたいって言ってたらしいけど？」と言ってきました。僕は理解できず「え！？」と戸惑ってしまいました。すると彼は「A子さんはお前の浮気現場を目撃したんだぞ！」と追撃。もちろん僕は心あたりがなかったため、ますます混乱してしまいました。
詳しく話を聞こうとした僕は、彼に「俺は証拠の写真ももっている」と言われたため、その写真を見せてもらうことに。そこに写っていたのは僕とA子の妹。この時点で「A子さんがお前と別れたいって言っていた」という彼の言葉は嘘であるとわかり、僕は思わず苦笑いしてしまいました。それから彼に「嘘つくの、やめたほうがいいよ」と注意し、写真の女性がA子の妹であることを伝えました。
事実を知った彼は「妹と浮気するなんて、なおさら最低なヤツじゃないか！」と苦し紛れに反論。そのまま、僕の前から逃げだしたのでした。
多くの人を巻き込む事態に発展！？
僕はBの一件をA子と共有した後、これで彼の暴走は収まったと思っていました。だけど残念ながらそうはならず……。
Bが、社内の人たちに僕がA子以外の女性と浮気をしていると嘘を言っていたことも明らかになりました。僕とA子は「その噂はBの嘘だ」と訂正していく羽目になったのです。結果、全員が僕たちの言葉を信じてくれて、社内でBが嘘つき者だと広まることになりました。
こうしてBは社内で孤立することに。A子に振り向いてもらえないと思ったBは、あろうことかA子の妹に声をかけたようです。僕とA子を迎えに会社の下で待っていた妹に今の事情を説明し、「A子さんの友人です。俺が君と付き合ってあげるから、君は俺が悪くないって言って！」と迫ったようですが、彼女からも拒絶されたよう。
会社で白い目を向けられることに耐えられなかったのか、Bは自主退社。今、Bが何をしているのかはわかりません。
一方、僕の日常は変わらず、今でもA子＆妹と一緒に3人でご飯に行くことがあります。このまま、A子ともその家族とも仲良くしていきたいと思っています。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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