「まさか私の話?」義母と夫の会話が耳に入り…
そして、義母が「〇〇ちゃん(私の名前)は何点だね〜」と言う声がトイレまで響いてきたのです。
「え?私のこと?」と思い耳を澄ますと、義母は夫に「一緒に住まない? お義母さん寂しいな〜。この家に来ていいよ〜。だって家族は私でしょ?」など、さまざまなことを夫に話していました。
すると夫が、「何点? は?お前がなぜ点数をつける? 俺が100点だと思えばそれでいい。二度と点数をつけるな!」「家にも住まない! 家族かもしれないが、結婚したんだから、いちばん大事な家族はこっちだ! 絶対にここには住まない!」と強い口調で言い返していたのです。
その言葉を聞いて、本当にうれしくなりました。夫は何があっても私たちを守ってくれる――心からそう思いました。実際にその後、義母が私たちの家に来ても何も言ってこないので、「さすがだな」といつも夫を尊敬しています。義母とも今ではうまく付き合えており、本当によかったです。
◇ ◇ ◇
家族だからこそ、距離感や言葉の選び方が大切になる場面は少なくありません。評価するような言動は、たとえ冗談のつもりでも、相手を深く傷つけてしまうことがあります。今回のように、パートナーが自分の立場をはっきりと守ってくれると、大きな安心感につながりますよね。誰の味方でいるのかを言葉にして示してくれる存在は、何より心強いですね。
著者:広田ともこ/40代 女性・会社員。8歳・4歳・1歳の子どもを育てる母。趣味は映画鑑賞。
イラスト:ホッター
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)