里帰り最終日の夜に……
お菓子を渡したとき、実母は何も言わずむしろ「大変だと思うから家にいるときくらいはゆっくりしなさいよ。ご飯とか洗濯物もするから。」と言ってくれて甘えていました。上の子の離乳食も作ってくれたりとても助かっていました。特にお金の話が出ることはなく「ずっと家にいても良いんだよ。」と笑いながら言ってくれる程でした。
里帰り最終日の夜のときです。私が泊まっている部屋に実母が来ました。そして「これ、近々私に払ってくれれば良いからね」と渡されたのは、ノートにまとめられた出費でした。上の子の離乳食を作るために買った食材や光熱費代が細かく書いてあり合計5万円でした。お金の話は今までなかったので、ここまでしっかりまとめてある事に驚きました。私も甘えすぎてしまったと反省。その後、お金は母に手渡しました。
お金の話をしていなかったのがいけなかったため、今後里帰りの際は事前にお金の話をしておく必要があると感じました。また、親だから甘え続けるのもよくないと痛感しました。今後は、里帰りせずに頑張ろうかなと思いました。
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里帰り出産は、「親だから甘えていいのかな」「でも負担をかけていないかな」と、お金や家事のことがあいまいになりやすいですよね。これから里帰りを考えるときは、 「どのくらいお世話になる予定か」「食費や光熱費は、少しでも負担させてほしい」などを、早めに一言だけでも相談しておけると、双方のモヤモヤが少し軽くなるかもしれません。
親だからこそ遠慮なく頼りたい気持ちと、親だからこそ甘えすぎたくない気持ちはどちらも間違いではありません。ママ自身が安心して選べる形で、「次はどうするか」をゆっくり考えていけるといいですね。
著者:小谷咲/30代女性・会社員/0歳、1歳の姉妹を育てる母。現在育休中。趣味はYouTube鑑賞。
イラスト:さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)