私は潔白を証明するために、夫に言われるがまま連絡先リストから男性をすべて消去し、ブロックさせられました。それでも夫の疑心暗鬼は収まらず、ついにはリビングに見守りカメラを設置され、外出先からも写真付きで行動報告を命じられるようになったのです。
夫のやり方をそのままお返し
自由を奪われ、精神的に限界を迎えていた私は、ついに離婚を決意しました。しかし、まともに話し合って離婚に応じるような相手ではありません。そこで、「同じことをされたらどう感じるか、身をもって分かってもらおう」と考え、夫のやり方をそっくりそのままお返しすることにしました。
夫の帰りが遅ければ「誰といたの?」と理由を詳しく尋ね、連絡が取れなければ、かつて夫が私に送ってきたような心配を装うメッセージを頻繁に送りました。すると、あれほど私を束縛していた夫は、自分が同じことをされると露骨に嫌な顔をし、「信じていないのか!」と逆上したのです。
さらに、夫にも「誠意を見せてほしい」と伝え、スマホの連絡先から女性の名前を消去してもらいました。その際、夫が私の目を盗んで慌ててスマホを操作したのを、私は見逃しませんでした。
その不審な動きに、私の直感は「何かを隠している」と確信しましたが、その場ではあえてほほ笑みかけ、「誠意を見せてくれてありがとう。もう疑うようなことはしないね」と伝えました。夫は「やっと俺を信じたか」と、すっかり主導権を取り戻したつもりで、完全に油断したようでした。
偽装出張で暴いた衝撃の裏切り
その後、私は確実な証拠をつかむため、数日間の「偽の出張」を計画しました。「出張中もちゃんと連絡するからね」と夫を信じ切っているような素直な態度を見せると、夫は「わかった、気をつけてな」と上機嫌で送り出してくれました。
出張当日、私は夫が設置した見守りカメラの映像を外出先から確認することに。もともと、見守りカメラのアプリにログインできるのは夫だけでしたが、私は夫が寝ている隙に、自分のスマホでも共有設定を済ませておいたのです。
すると、私が移動中だと思い込んだ夫は、あろうことか不倫相手の女性を自宅に招き入れました。カメラには、私の留守をいいことに不倫相手と手料理を楽しみ、いい雰囲気でリビングから寝室へと消えていく二人の姿が。私はその映像を証拠として保存しながら自宅へ引き返し、音を立てないよう静かに中へ入って、そのまま現場へ踏み込みました。
暴かれた夫の正体と転落
現場を押さえられた夫は、顔面蒼白になって震えていました。実は、夫が私を激しく束縛していたのは、「自分が不倫を楽しむための時間」を確実に確保するためだったのです。私の行動を完全に把握していれば、不倫相手と鉢合わせる心配がありませんから。
さらに、夫は最近、仕事を辞めていたことも発覚しました。仕事へ行くふりをして家を出ては時間を潰し、私が働いている間に自宅を不倫の場所にしていたのです。
すべてがバレて焦った夫は、私の足元にすがりつき、「違うんだ! こいつが勝手に押しかけてきただけで、俺が愛してるのはお前だけなんだ!」と、あまりにも見苦しい言い訳を始めました。
すると、それを聞いた不倫相手の女性は顔色を変え、「ちょっと、話が違うじゃない!もうすぐ離婚するって言ったのは嘘だったのね!」と激昂。どうやら夫は「妻とは関係が冷え切っていて、もうすぐ別れる」と嘘をついて信じ込ませていたようです。
結局、夫のあまりに情けない態度に愛想を尽かした女性は、夫の顔にバッグを叩きつけ、怒り心頭で去っていきました。
私は夫と再構築するつもりは微塵もなかったので、不貞行為と悪質な嘘の証拠を突きつけ、離婚を成立させました。不倫相手との交際費で貯金を使い果たしていた夫に支払い能力はありませんでしたが、最終的には夫の両親が肩代わりするかたちで私への慰謝料が支払われたのです。
現在、元夫は両親と同居しながら、親への借金を返すために必死にアルバイトをする毎日だそうです。かつて私を厳しく監視していた本人が、今では親から返済のために生活全般を厳しく管理されているというのは、まさに因果応報と言えるかもしれません。
一方の私は、ようやく手に入れた自由を満喫しています。ふとしたときに自宅の見守りカメラを確認する癖がつきましたが、その理由は新しく家族になった愛猫の姿を見るため。丸まって眠るその愛らしい姿に、心から癒やされる日々を過ごしています。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。