見知らぬ男性の冷たい言葉
好奇心旺盛な1歳の娘は、自分の足で歩くことが大好き。ある日、娘とスーパーに行ったときの出来事です。この日も気の向くままに歩き、いろいろなものを触ってみたい様子でした。
鶏肉のパックを触ろうとしたので、「これは触っちゃダメ!」と言うと、とたんに床に座り込んで大号泣! 店中に響き渡るほどの大きな声で泣き叫び始め、なだめたり抱っこしたりしても、まったく収拾がつきません。平日の夕方で店内は人が多く、周囲からの冷たい視線を感じました。
すると、追い打ちをかけるように、「ちょっと! うるさいよ!」という男性の声が聞こえてきました。振り返ると、そこには不機嫌そうな初老の男性が……。さらに「みんなの迷惑になっているのがわからないのか? きちんとしつけしろ!」と大声で続けるのです。
申し訳なさとショックでその場を立ち去ろうと、娘を無理やり抱っこしようとすると、「ちょっと待って!」と別の声が。見ると小学校低学年くらいの子どもを連れた30代のママのグループが「うるさいのはそっちじゃん!」と男性を一喝! 思いがけない展開に、男性はすごすごと立ち去りました。
グループのママたちは男性が去ったあと「うちもこんな時期あったわ~」「これもいい思い出になるからね」と私のことを励ましてくれ、「これもうお会計済んでるから、よかったら娘ちゃんにあげてもいい?」とお菓子まで渡してくれたのです。大好きなキャラクターのお菓子をもらい、娘はすっかりご機嫌に。「ありがとうございます!」とママたちに感謝すると、その後ママたちは私が買ったものの袋詰めまで手伝ってくれて、「気にしなくていいから!」と颯爽と去っていきました。
男性に大声で怒鳴られたことはショックでしたが、周りに迷惑をかけてしまっていたのも事実。今後は泣き始めたらすぐその場から離れるなど、配慮していこうと思いました。また、子どもが騒いで困っているママを見かけたときは、今回救ってくれたママたちのように手を差し伸べようと心に決めた出来事です。
著者:安藤沙奈/20代女性・ライター。1歳の娘を育てるママ。娘が生後7カ月のときに復職。夫は残業で帰宅時間が遅く、平日はほぼワンオペ。子どもを寝かしつけたあとに、自分へのご褒美で食べるスイーツが大好き。
イラスト:ひのっしー
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています