私は子ども3人を産みましたが、1人目と2人目は母乳・育児用ミルクの混合で生後3カ月ころから完全ミルク、3人目は生後10日から完全ミルクで育てました。ミルク育児でよかったこと、大変だったことをご紹介します。
母乳が足りない…
3人出産し、3回とも母乳不足だった私。おっぱいマッサージなどを施しても母乳の量は増えず、1人目・2人目のときは生後3カ月ころまではなんとか混合で育てて、その後完全ミルクになりました。混合だと、母乳を飲ませたあとに育児用ミルクをあげるのですが、どのくらい育児用ミルクを足すのか、母乳をどのくらい飲めたのかがわかりにくいのが難点でした。夜中の授乳時は、母乳もあげなきゃいけない、育児用ミルクも作らなきゃいけない……と、結構大変でした。
3人目は生後10日でなぜか口内炎がたくさんできてしまい、出が悪い母乳を嫌がるようになってしまいました。そのため、「もう育児用ミルクにしようね!」と泣く子を前に、早々に完全ミルクへ移行しました。
完全ミルクだとここが大変…
完全ミルクだと、やはり育児用ミルク代がかかります。1缶2,000円ちょっとする育児用ミルクが、生後6カ月にもなると10日ほどでなくなってしまいます。そのため、缶タイプの買い置きは必須でした。
また、外出時は育児用ミルクとお湯の用意が必要でした。お湯は保温性のある水筒に入れ、育児用ミルクはキューブ型のものを使っていました。赤ちゃんがいると何かと持ち物が多くなるなか、お湯が入った水筒持参は負担が大きかったです。ただ、生後6カ月くらいからは離乳食が始まり、授乳間隔も空いてくるので、荷物が大変な時期はほんのわずかでした。
いいこともたくさん!
完全ミルクにしたことで、いいこともたくさんありました。それまでは、母乳が出なくてイライラ……周りと比べてイライラ……どのくらい飲めているかわからずイライラ……ということが多く、赤ちゃんも出が悪いので「育児用ミルクのほうがいい~」と泣くことが度々ありました。毎日何度もある授乳タイムが、赤ちゃんとの楽しい触れ合いの時間ではなく、ストレスになっていたのです。
完全ミルクにしたことでお互いにストレスがなくなり、飲めた量も一目でわかり、スムーズに授乳でき、赤ちゃんもスムーズに飲めて、快適なことばかりでした。また、2人目と3人目は生後6カ月から保育園に通っており、元々ミルク育児だったので先生に預けるのも難なくクリア。そして3人とも母乳に執着がなく、卒乳がスムーズでした。
「母乳で育てるのが1番!」という根強い風潮を感じますが、私は完全ミルク育児だったことをまったく後悔していません。赤ちゃんの様子を見ながら、自分の納得いくタイミングで完全ミルクに移行できて、よかったと思っています。3人ともすくすく元気に育っています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。