保育士に足の長さが違うことを指摘された3才の夢子と母。しかし、母が夢子を整形外科に連れて行こうとすると、「夢子だけママと病院に行くなんてズルい」「(ばあばじゃなくて)ママがいい!」と姉・愛子がごねました。
姉・愛子を何とかなだめすかし、夢子を連れて整形外科へ向かった母ですが、診断は「骨に異常があることだけはわかるが、原因はわからない」とのこと。まさかの「わからない」という診断結果に、母は怒り気味に別の整形外科へ。しかし、そこでも医師から「出合ったことのない病気」と言われてしまいます。結局、夢子の足の長さが違っている原因は判明しなかったのでした。
わからないって、どういうこと?














2軒の病院をまわっても、夢子の足の長さが違う原因は判明しませんでした。わかったことは「骨に異常がある」ということだけ…。
自宅に帰って、祖母に話すと、祖母は「(わからないってことは)大丈夫ってことじゃないの?」といいますが、母は「そうじゃないの。足に何らかの異常があるってことは間違いないみたい」「だから、明日、隣町の総合病院に行ってみる!」と言いました。祖母はそんな母の様子に「原因がわかるまで行っておいで。(三女の)姫ちゃんのことは私に任せて」と言ってくれたのです。
こうして、母は夢子を連れて何軒もの病院をまわりました。しかし、それでも夢子の病気は判明しなかったのです。母は「どうして原因がわからないの?こんな田舎じゃどこへ行っても同じなの?」と途方にくれてしまったのでした。
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「異常はある、でも理由はわからない」ということがあるのでですね。異常があることがわかっているだけに、親としてはなんとか原因を見つけてもらいたいところですが、病院を何軒も回って理由がわからないと言われると、不安も増しますし、わが子の足を治すための方法はない、と言われているような気分にもなってしまいます。
母も、範囲を広げて病院を受診しているようですが、早く、夢子の足の異常の原因を見つけてもらえることを祈るばかりです。
なお、左右の足の長さが違うという症状は、先天性(生まれつき)の場合と、後天的(生まれたあとに起こったもの)の場合があります。先天性の場合は、すねの骨の一部または全部の欠けや、股関節のずれ(股関節脱臼)、後天的な場合は、血管腫やレックリングハウゼン病、ペルテス病、関節炎などによる二次的影響などによるものである恐れがあります。左右の足の長さが少し違う(成長ストップ後、1㎝未満)ことは普通の人でもよくあり、何も問題がないこともあります。ただし、赤ちゃんや子どもの場合は歩行に影響することもあるので、左右の足の長さの違いに気づいたら、早めに小児整形外科を受診しましょう。
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つきママ