味も安全性もダウン!?ケーキのNG行動2選

楽しみにしていたケーキも、ちょっと扱いを間違えると台無しに……。多くの人がやっているNG行動2つを見ていきましょう。
NG行動①箱のまま冷蔵庫に入れる

お店でもらった箱のまま冷蔵庫にしまう人も多いですが、1日以上保存する場合はおすすめできません。
というのも、ケーキの箱は紙で作られているので、ほかの食べ物のにおいを吸収してしまうんです。
もし冷蔵庫にカットネギやキムチ、ニンニクなどが入っていたら……そのにおいが移って残念な味になってしまいます。
おいしさを保つためにも、ラップや保存容器を使ってしっかり密封してくださいね。
NG行動②数日に分けて食べる

余ったケーキを冷蔵庫に入れて数日に分けて食べる……なんてことをしている人は要注意!
ケーキは傷みやすい生クリームやフルーツが使われていることが多いので、消費期限が「当日中」や「翌日まで」とかなり短く設定されています。
そのため、冷蔵庫に入れたとしても何日もかけて食べるのはとっても危険なんです。
Xでも、「消費期限を3日過ぎたシフォンケーキを食べたらおなかを壊した」「冷蔵庫に入れていたのに食中毒になった」といった投稿がたくさんありました。
せっかくのご褒美ケーキで体調を崩すのは悲しすぎます。これから紹介する方法で正しく保存して、早めに食べきりましょう。
【種類別】知らなきゃ損する保存ワザ

ここからは、ケーキの種類別におすすめの保存方法をご紹介します。
保存期間の目安は以下を参考にしてくださいね。
- 冷蔵庫…消費期限内
- 冷凍庫…2週間
デコレーション系は「逆さま容器」でぐちゃぐちゃ回避!

デコレーションケーキにラップをすると、クリームが崩れてぐちゃぐちゃになってしまいますよね。そんなときは、深めの保存容器を使うのがおすすめ。
保存容器のフタを裏返して置き、その上にケーキをのせます。

容器を上からカポッと被せてしっかり閉じたら、あとはそのまま冷蔵庫か冷凍庫に入れるだけ!
これなら形を崩さずきれいに保存できますよ。
フルーツ系は冷凍前にプラスひと手間

ぶどうやいちご、メロンなどのフルーツが使われているものを冷凍するときは、フルーツだけ先に食べちゃいましょう!
というのも、フルーツをそのまま凍らせると解凍したときに水分が出て、スポンジがベチャベチャになってしまいます。
ちょっと面倒ですが、スポンジに挟まっているものも全部取り出してくださいね。
シンプル系はラップ&保存袋で乾燥予防

ガトーショコラやチーズケーキ、シフォンケーキといった、トッピングがのっていないものは、ラップと保存袋のダブル使いで乾燥を防ぎましょう!
1切れずつラップでぴっちりと包み、チャック付き保存袋に入れて空気を抜いて密封してくださいね。
解凍は「冷蔵庫に入れるだけ」でOK

冷凍したケーキは、冷蔵庫に移して解凍するのがおすすめ。
解凍時間の目安は次の通りです。
- カットケーキ…食べる2~4時間前に冷蔵庫へ
- ホールケーキ…半日(12時間)ほど前に冷蔵庫へ
常温で解凍すると結露で水滴がついたり、生クリームがダレてしまったりするのでやめておきましょう。
凍ったまま食べる「アイスケーキ風」も◎

冷凍したものを解凍せず、「アイスケーキ風」に食べるのも良いですよ。
スポンジ部分はしっとりもっちりとした食感、クリームはアイスのような舌触りに。冷たいぶん甘さが抑えられて、さっぱりした味わいになります。
ベイクドチーズケーキは冷凍庫から出したてだとちょっとかたいので、冷蔵庫で30分ほど置いて半解凍状態で食べるのがおすすめです。
もう余っても大丈夫!
ケーキは買ってすぐに食べるのが一番ですが、正しく保存すれば安全に楽しめます。
消費期限内に食べきるなら冷蔵庫、もっと長持ちさせたいなら冷凍庫へ。保存方法は種類に合わせて使い分けてくださいね。