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陽キャの性悪友人に誘われ合コンへ。そこで会った「地味な女性」とデートの約束をしたら…別人が登場!?

僕は20代後半の会社員です。昔から恋愛には消極的な性格で「彼女いない歴=年齢」だったのですが、アラサーになりそろそろ彼女がほしいと思っていました。そんなとき、高校時代の同級生2人から飲み会に誘われて……。

友人に飲み会に誘われた僕

学生時代、周囲から「陰キャ」と呼ばれていた僕は、女性との交際経験がありませんでした。社会人になってからは仕事が忙しいこともあり、なかなか出会いの場にも行けず……。

 

そんなとき、久しぶりに高校時代の友人・A男から「男同士で飲もう!」との連絡が。飲み会には同じく高校時代の同級生・B男も来るとのこと。彼らも昔は僕と同じく「陰キャ」と呼ばれていましたが、大学に進学してから雰囲気が随分と変わり、「自分たちは陽キャだ」と主張しながら夜な夜な遊んでいるようでした。

 

2人のノリに合わせられるか不安ではありましたが、旧友たちの誘いをうれしく思い、僕は飲みに行くことにしたのでした。

 

これは合コン!?

待ち合わせの居酒屋に行くと、男だけで飲むと聞いていたのに、A男とB男の前には3人の女性が座っていたのです。僕はすぐに、「自分は合コンの数合わせのために呼ばれたのだ」とわかりました。

 

彼らはすでに盛り上がっており、華美な服装の女性2人と騒いでいました。僕は「帰る」とも言えず、渋々合コンに参加。席につきふと前を見ると、つまらなそうに座っているC子さんという女性と目が合いました。メガネ姿のC子さんはとても大人しそうな雰囲気でした。

 

C子さんと意気投合した僕は…

A男とB男、そしてC子さん以外の女性2人は大盛り上がりで、A男はこちらを見て「陽キャの俺らと陰キャのお前たちは住む世界が違うな」とひと言。

 

仕方なく、僕とC子さんは2人のペースで飲むことにしました。C子さんも僕と同じく、人数合わせで呼ばれたとのこと。お互いに人見知りで最初はぎこちなかったのですが、会話の途中でたまに見せる笑顔がかわいく、僕はだんだんC子さんのことが気になり始めました。

 

するとB男がいきなり、「お前は地味な女がお似合いだな。陰キャ同士でデートしてこいよ!」と冷やかし始め……。僕はイラッとしましたが、C子さんのことが気になっているのは事実。そこで思いきってデートに誘ってみることにしました。

 

「アイツらの冷やかしに巻き込んじゃってごめんね。でも、よかったらまた会ってくれないかな?」

 

すると、C子さんは驚きつつも「私でよければ」と快諾してくれたのでした。

 

デート当日、まさかの出来事が!?

A男たちに見つからないよう、こっそり連絡先を交換した僕とC子さん。そしてデート当日、僕はかなり緊張しながら待ち合わせ場所に向かいました。

 

ドキドキしながら待っていると、そこに現れたのは合コンのときとは別人のような雰囲気のC子さん。メガネはかけておらず、服装もオシャレなのです。「この間とは雰囲気が違いますね」と言うと、「今日のために、オシャレについて勉強したんです!」とのこと。聞くと、彼女も僕と同じく「彼氏いない歴=年齢」でした。

 

その後、僕たちが道を歩いていると、偶然にもA男とB男に会ってしまったのです。2人とも女性がC子さんだとは気づいていない様子。

 

僕がC子さんであることを伝えると、2人はびっくりしながら、「女はメイクでここまで変わるんだな!」「こんなに変身するなら陰キャもあり」などと失礼な発言を連発。僕が制止しようとした瞬間、C子さんが口を開きました。

 

C子さん「ダサいですよ」

「随分と失礼な物言いをするんですね。私、あなたたちのような品のない男性は嫌いです。それに比べて彼(僕)は紳士的だし上品だし、人を見た目で判断しないやさしい男性です」

 

この言葉を聞いた2人は逆ギレし、「調子に乗るな、陰キャのくせに!」と激怒。そんな状況でも、C子さんは反論を続けました。

 

「陰キャ、陽キャと人を分類して偉そうに振る舞う、そういう視野の狭さこそ、ダサいですよ」

 

2人は何も言い返すことができず、逃げるようにその場から去って行ったのでした。

 

一方、自分の意見をしっかり持ったC子さんを見て、僕は彼女のことがもっと気になるように。まだ告白する勇気はありませんが、次のデートの約束も取り付けたため、彼女に似合う男になれるよう頑張りたいと思います!

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 


 

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