私にひどい態度をとる母と妹
父を事故で亡くした私は、祖母と母、妹の4人で暮らしていました。妹は母に似ておしゃれ好き。一方の私は、おしゃれには興味がなく地味なタイプ。娘を芸能界に進ませたかった母は、容姿のいい妹ばかりかわいがっていました。
母からは「あんたは地味で残念ね……」と言われ、妹からは「外では絶対、私の姉だって言わないでよね! 恥ずかしいから」と、きつい言葉ばかり浴びせられていた私。しかし、そんな私の唯一の味方が祖母でした。
祖母がいなくなり私は…
祖母が「ひどいことを言うもんじゃない!」と、母や妹を叱ってくれていたおかげで、私はなんとか日々を乗り越えていたのです。しかし突然、祖母が病気で他界してしまいました。
そんなある日、母は小さな芸能事務所を経営する男性と再婚。そして、妹はそこに所属することになったのです。けれども、妹はなかなかオーディションに受からず……。そのことに苛立った母は「あんたが私たち家族の運気を悪くしてる」「さっさと就職して家を出ていけ」と、私に八つ当たりするようになりました。
家族から疫病神扱いされた私は、ついに我慢の限界に達し、高校を卒業したら家を出ようと心に決めるのでした。
私の人生を変えた出会い
そして、私は無事に高校を卒業し、とある企業から内定を獲得。実家を出てひとり暮らしをしていたある日、会社から出ると知らない女性に声をかけられました。
「初めまして。A子と申します」とあいさつをされ、彼女の話を聞くと、A子さんは私の母が再婚した男性の元妻ということがわかったのです。母は、A子さんとその男性が離婚する前から関係を持っていたものの、A子さんに誠意のある謝罪をしないまま、男性と再婚したよう。
A子さんはそんな母に腹が立ち所在を探していたところ、たまたま私の居場所がわかり、声をかけたとのことでした。
私は母と妹との関係を打ち明け、「私にはもう関係ないことなので、好きにしてください」と言うと、A子さんは私の顔を見ながらひと言。
「仕事で成功して、あいつらを見返してやりたいって思わない?」
私はコクンとうなずきました。そして、仕事を辞め、思い切ってA子さんが最近立ち上げた芸能事務所でマネージャーとして働くことになったのでした。
母と妹と偶然の再会
それから3年の月日が流れました。私はマネージャーの仕事について猛勉強し、担当するタレントたちも仕事が絶えず、充実した日々を過ごしていました。
そんなある日、担当タレントの撮影現場に行くと、エキストラとして参加していた母と妹に偶然再会したのです。2人は目を見開きながら、私に近づいてきました。
「あんた、どうしてそんなに変わったの!?」
実は、私は担当するタレントたちの美意識に感化され、自分もおしゃれや美容に気をつかうようになり、垢抜けに成功したのです。
「妹のマネージャーになって」
さらに、私が人気タレントのマネージャーをしていると知った母は、「家に帰ってきて、妹のマネージャーになってちょうだい。この子を売れっ子モデルにするのよ!」とあり得ない発言まで……。
私は2人を見返すチャンスだと思い、過去に言われたことを、そのまま言い返してやりました。
「よそで私を家族だなんて言わないでね? あなたたちのような性格の悪い母親と妹がいるなんて世間に知られたら、恥ずかしいから」
呆然とする母と妹を尻目に、私は担当タレントの元に戻りました。
最初は2人を見返すために始めたマネージャーという仕事ですが、今では私の天職だと思っています。これからも精一杯頑張りたいです!
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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