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出産当日に消えた夫「父親になるのが怖い」→置き手紙の裏で進んでいた裏切り「逃げ切れると思った」

夫の帰宅が明らかに遅くなったのは、妊娠後期に入ったころのこと。「立ち会い出産するために仕事を頑張ってる」と言っていました。

しかし妊娠中の体調は日によって波があり、眠れない夜もありました。家事は最低限にして体を最優先にしていたけれど、できれば夫にそばにいてほしかったのです。

そのころの夫は赤ちゃんの話をしてもどこか上の空。しびれを切らした私が「私は命をかけて産むんだよ! もっと自分ごとだと思ってよ!」と言うと、夫はぼそっと呟きました。

 

「立ち会いって、結構すごい光景なんだろ……」

 

そのひと言で、私は胸の奥に小さな違和感を覚えました。夫はまだ出産を自分のこととして受け止めきれていないのかもしれません。私は出産への不安を抱えながら、当日までに夫の気持ちが変わってくれることを願っていました。

「もうすぐ生まれる」その瞬間

陣痛が来た日、夫に連絡をして病院に向かった私。しかし夫はなかなかやってきません。もうまもなく生まれると言うときに、やっと返信があったので、「もうすぐ生まれるよ。どこにいるの?」と夫に送ると、返ってきたのは短い返信でした。


「ごめん。俺にはやっぱ無理だ」夫に裏切られた気持ちのまま、私はひとりで出産するしかありませんでした。

 

夫は一度もお見舞いに来ないまま……。家に戻ると夫の姿はなく、机の上に離婚届と短い置き手紙がありました。置き手紙には「ごめん」「父親になるのが怖くなった」と書かれているだけ。責める言葉すら見当たらず、私は怒りよりも先に、何が起きたのか理解できず立ち尽くしてしまいました。

 

その後も、夫からの連絡は一切ありません。こちらから連絡しても返事はなく、子どもが生まれたことについても何も触れてこない——まるで最初から、私と子どもが存在しなかったかのようでした。

 

なんとか生活を立て直しながらも、私は夫の行方を調べる決断をしました。理由を知りたい気持ちもありましたが、それ以上に、子どもの生活を守るためには養育費の話を避けて通れないと感じたからです。

 

調査会社に依頼すると、夫の所在はあっさりと判明しました。夫は私の妊娠中から別の女性と関係を持ち、現在はその女性の家で生活しているとのことでした。

 

夫が消えた理由は、「父親になるのが怖くなった」からではなく、家庭と責任から逃げて、不倫相手の元へ向かっただけだったのです。

 

突きつけられた真実

調査会社から得た情報をもとに、私は弁護士を通して夫に連絡を取りました。不倫については慰謝料を、子どもの生活については養育費を、法的に整理して請求することにしたのです。感情的に責め立てるつもりはありませんでした。娘の生活を守るために、必要な手続きを選んだにすぎません。

 

通知が届いたころ、夫本人から連絡が入りました。「話し合いたい」「誤解があった」「やり直せないかな」

 

話をよくよく聞いているうちに私は察しました。夫は反省しているのではありません。

 

夫曰く、不倫相手とは別れたそう。私からの通知を見て彼らは激しく揉めたと話します。ふたりとも、まさか私がここまできちんと動くとは思っていなかったのでしょう。

 

別れた今になって、夫は不倫相手を悪役に仕立てます。「逃げ切れると思っていたと言われて冷めた」と説明しますが、当初は夫自身も同じ感覚だったはずです。

「やり直したい」の本音

話をしているうちに、夫の本心はすぐに見えてきました。


「慰謝料って離婚しないなら払わなくていいんだよね?」「復縁できたらそんなにお金はかからないよね?」

 

夫は復縁したいのではなく、お金が払いたくないのでしょう。

 

私は「復縁は考えていません」と、静かに答えました。「あなたがいない間、私はひとりで出産し、ひとりで子どもを育ててきました。今さら家族に戻ろうとされても、受け入れられません」

 

夫は一瞬言葉に詰まり、間を置いてから「父親として一緒に育てる権利がある」と主張しました。

 

それでも私は、一緒に育てたいと言うのなら、まずは父親としての責任を果たしてほしいと伝えました。養育費や今後の関わり方については、弁護士を通して整理すると告げ、話を終えたのです。


不満そうな夫を前に、私の気持ちはもう揺れていませんでした。私が守るのは、子どもとの生活だけなのです。

 

◇ ◇ ◇

 

女性にとって出産は人生の一大事。だからこそ、そばにいるパートナーにも同じだけの覚悟と責任が求められます。親になるとは、都合のいい言葉や立場ではなく、苦しい場面から逃げずに向き合う姿勢が大切なのではないでしょうか。

 

自身の行動がどれだけ妻を悲しませたか、しっかり反省してほしいですね。

 

 

【取材時期:2025年12月】
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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