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「ありえない!」結納をめぐって持論を曲げない義父…→緊張が走る中、意を決して私と夫の本音を伝えると…

「娘さんを安く見ているのと同じだ」――幸せな顔合わせの席で、義父から放たれた信じられない暴言に場は凍りつきました。 大切に育ててくれた父が侮辱され、結婚白紙の危機が迫るなか、私は震える声で「お義父さま!」と声を上げ、義父に本音を伝えたのです……。

 

両家顔合わせで義父に本音をぶつけた結果

結婚前の両家顔合わせは、本来なら幸せな時間のはず。でも私の場合は、お互いの実家の当たり前がぶつかり合う、冷や汗ものの場になってしまいました。

 

私の両親は「2人の門出なんだし、形式にはこだわらず自由に」という考え。一方、義実家は「けじめとして、ちゃんとした結納を交わすべきだ」という考えでした。どちらも私たちを思ってのことだとわかっていましたが、食事の席はいつの間にか、重苦しい議論の場に変わっていったのです。

 

空気が一変したのは、義父のひと言でした。

 

「形式を省くのは、娘さんを安く見ているのと同じだ。ありえない」

 

あまりに失礼な言い方に、大切に育ててくれた父の顔はサッと青ざめ、部屋には緊張感が走りました。実は、結納をせずに新生活にお金を回したいことは、夫から事前に義両親へ伝えてもらっていたのです。それなのに、いざとなると持論を曲げない義父の姿に、夫も「あんなに話したのに……」と困り果てて黙り込んでしまいました。

 

このままでは、せっかくの縁が壊れてしまう。そう感じた私は、ドキドキする胸を押さえながら、勇気を出して口を開きました。

 

 

「お義父さま!」

 

「私を大切に思ってくださって、本当にありがとうございます。でも、夫とも何度も話し合って決めたのですが、私たちが今一番望んでいるのは、将来授かるかもしれない子どもの教育資金を貯めることなんです」

 

「結納金ではなく、その分を私たちの未来のために使わせていただけませんか?」

 

祈るような気持ちで見つめると、義父は少し驚いたような顔をした後、ふっと表情を緩めました。「2人がそこまでしっかり将来を考えているなら、これ以上は言わないよ」と、ようやく納得してくれたのです。私はホッとして胸をなでおろしました。

 

結局、形式的な結納はせず、義両親からは「お祝い金」として新生活の資金をいただく形で落ち着きました。張り詰めていた空気が緩み、両親たちの顔に笑顔が戻ったときの安堵感は、今でも忘れられません。

 

この経験を通して、親世代のこだわりも、実は私たちへの愛情だったんだなと気づくことができました。価値観が違っていても自分たちの本音をきちんと言葉にすれば、想いはちゃんと伝わるのだと実感しています。

 

これからも壁にぶつかることはあると思いますが、夫と向き合い、温かい関係を築いていきたいです。

 

著者:上野 美里/30代女性/都内のIT企業で広報として働く、1歳の娘の母。仕事で培った調整力を私生活でも発揮中。趣味はおいしいお取り寄せグルメ探しと、効率的な資産運用です。

イラスト:きりぷち

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年11月)

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