なぜ私だけ…?義実家で感じた“差別”の真相
「産後で動けない私を、適当にあしらっているんだ……」と感じ、キッチンで涙をこらえたこともありました。
数日経ち、ついに悲しさが限界に達し、勇気を出して「お義母さんの料理、私も食べたいです」と伝えてみました。すると義母は驚いた顔で、「あら、ごめんなさい! あなたは体力が落ちていると思って、私の素人料理よりも、栄養士が計算して作った料理や、消化に良いレトルト食品をあえて選んでいたのよ」と言ったのです。
さらに、「私が作ると、つい塩分が濃くなってしまうから。塩分量が表示されているお惣菜やレトルト食品のほうが、出産後の今は安心かと思って……」と。
嫌われているのだと思い込んでいた出来事は、実は私の体を第一に考えた、義母なりの“おもてなし”だったのです。
最初は被害妄想で義母を悪者にしてしまいましたが、自分の物差しだけで判断してはいけないと痛感しました。私は「お義母さんの味がいちばんうれしいです」と素直に甘えるようになり、それからは一緒にキッチンに立つ仲になりました。
言葉がたりないだけで、実は愛情が込められていることもある――。先入観を捨てて対話することの大切さを学んだ出来事です。
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自分の物差しだけで相手の気持ちを判断してしまうと、本当の思いを見失ってしまうこともあります。特に産後は、心も体も不安定になりやすい時期。違和感を覚えたときこそ、思い込みで結論づけず、言葉を交わすことが大切なのかもしれませんね。
著者:佐藤あみ/30代 女性・会社員。2歳の男の子を育てる母。仕事と育児の両立に奮闘しながら、週末は家族で公園巡りをするのが日課。
イラスト:さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年2月)