クローゼットの前でぼうぜん
年の離れた妹が結婚することになりました。家族4人で招待され、久しぶりの結婚式に心が躍ります。しかし、クローゼットを開けて私は立ち尽くしました。20代のころのドレスは甘すぎるし、30代のドレスは今の気分じゃない。40代、二児の母となった今、一体何を着ればいい? まさに「おしゃれ迷子」状態なのでした。
妹の式以外に予定はないし、成長期の子どもたちの衣装も考えなければなりません。迷った末、家族でレンタルドレス店へ向かいました。
完成した「ザ・参列者」の装い
子どもたちの衣装選びは楽しく、即決。しかし、いざ自分の番になると手が止まってしまうのです。好きな色を当てても顔映りが悪く、丈感もなんだか恥ずかしい。結局、店員さんに相談し、肩が隠れる膝下丈のワンピースを選びました。
当日は、家にあったフェイクパール、クローゼットの奥から出した小さなバッグ、靴箱に眠っていたヒールを合わせ、まさに「ザ・結婚式の参列者」という出で立ちで向かいました。
会場で衝撃!
そして当日。会場で義姉の姿を見て、衝撃を受けました。「ああいうのがあったのか!」と、私は目からウロコでした。私は「結婚式=華やかなドレスにパール」という固定観念に縛られていたのです。しかし、義姉の装いは、黒のストンとした膝下ワンピースに、長めのゴールドネックレスだけ。
飾り気のない黒のワンピースなのに、一点、胸元にゴールドがあるだけで、ハッとするほど華やかだったのです。それは冠婚葬祭にふさわしいシックな装いでありながら、年齢に合った落ち着きと、大人の余裕を感じさせるものでした。おそらく、あのネックレスは本物のゴールドでしょう。そのネックレスが、シンプルな黒によく映えていました。
私は思わず「かっこいい!」と心の中で叫びました。結婚式に「かわいさ」を求めていたのは30代まで。40代を過ぎた私にとっては、かわいさではなく、シックでかっこいい装いがステキに見えるのだと気付いた瞬間でした。
まとめ
黒のワンピースなら、小物次第で普段のちょっとしたお出かけにも着回せそう。何より、あのネックレスの使い方がステキでした。「盛る」ことで華やかさを出していた若いころとは違い、大人の女性には引き算と本物が似合う。安易にレンタルで済ませてしまった自分を少し恥じつつも、これからの指針が見えたような気がしました。40代の冠婚葬祭。それは何を着るか以上に、どう着こなすかが大事だと学びました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:新谷けご/40代女性。2013年生まれの娘、2015年早生まれの息子と夫の4人暮らし。年子育児に振り回されっぱなしの毎日。
イラスト/ののぱ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)
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