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「天井が回っている」目を開けることすらできず歩けなくなった私。受診した耳鼻科で聞いた病名

私はもともと片頭痛持ち。数日間頭痛が続くことも珍しくなく、「いつものことだ」と受け入れていました。しかし、あるときから頭痛の頻度が増え、その後、頭痛だけではなく数々の不調が出だし、ついには起き上がることすら難しい状況になりました。 耳鳴りの症状もあったので耳の病気かもしれないと思い、耳鼻咽喉科を受診することに。検査をおこなった結果、予想外の病気が判明したのです。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師高島雅之先生

日本耳鼻咽喉科学会専門医、日本睡眠学会専門医。金沢医科大学医学部卒業。金沢医科大学耳鼻咽喉科で講師を務めたのち、2006年に開院。「病気の状態や経過について可能な範囲でわかりやすく説明する」ことをモットーに地域医療に従事。『宇都宮睡眠呼吸センター』を併設し睡眠医療にも携わる。
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片頭痛が何度も起こるように

私は20代前半ごろまで、周囲の人たちから「いつもニコニコして元気だね」と言われるぐらい、健康には自信がありました。

 

ところが、25歳を過ぎた辺りから片頭痛を患い、週に2~3回ほどの頻度で頭痛の症状が起こるように。特に雨や曇りといった天気が悪い日の症状はひどく、吐き気を伴う頭痛とめまいで立っていられないほどでした。

 

最初に片頭痛の症状に見舞われた日から、かかりつけの脳神経外科で半年に1回ほどのペースで検査もしていましたが、毎回「どこも異常はなし」という結果。私は、今後も片頭痛とうまく付き合っていくしかないと腹をくくるしかありませんでした。

 

すると、ある日を境に毎日のように頭痛が起こるようになったのです。頭痛で仕事に集中できず、迷惑をかけてしまった日もありました。

 

あまりにも頻繁(ひんぱん)に頭痛が起きるため、「大きな病気が隠れているかもしれない」と不安になりました。そこで定期検査の時期ではありませんでしたが、慌ててかかりつけの脳神経外科を受診することに。

 

最近の頭痛の症状を医師に細かく説明すると、「普段の頭痛のときと症状が異なるから、念のため検査をしましょう」とのことで、MRIや採血などの検査を受けることに。看護師から、検査の結果が出るまでに1時間ほどかかると言われ、ドキドキしながら結果を待っていたものの、異常なしとのことで内心ほっとしました。

 

頭痛以外にも吐き気と耳鳴りが

薬を服用して頭痛が和らいだあとは、「さっきまでの頭痛は何だったのだろう?」と思うほど体調は回復しました。その後は子どもたちと遊んだり、買い物に行ったりすることもできるようになりほっとしていたのですが、その時間はつかの間でしかなかったのです。

 

数日後、二日酔いのように1日中胸がむかむかする吐き気があり、何も食べられない状態に。さらに右耳の中が痛みだしたと同時にキーンと大きな高音が鳴り響き、耳障りな音に耐え切れず思わず手で耳をふさぎました。

 

その症状はすぐに治まることはなく「ここ数日忙しかったし疲れているのだろう」と思い、吐き気止めを飲んでひとまず様子を見ることに。すると薬が効いたのか、吐き気は軽減され、耳鳴りも気にならない程度に治まったので、しばらくの間ゆっくりと過ごしました。

 

しかし症状が落ち着いたのはそのときだけで、その後も吐き気と右耳の耳鳴りに悩まされる日々が続きました。耳鳴りのせいか右耳の聞こえが悪く、大きな声で話しかけてもらわないと会話が聞きとれないこともありましたが、病院には行かず吐き気止めを飲んでなんとかしのいでいました。

 

 

目が覚めてもめまいで起き上がれず

ある日、起きてから目を開けた途端、天井がぐるぐると回っているような感覚に襲われて起き上がることすらできなくなりました。「一時的なものかな?」と思い目を閉じて、しばらく静かに過ごすことに。

 

すると、目を閉じていても目の前がぐるぐる回っているような感覚が。右耳の聞こえづらさと耳鳴りの症状も頻繁(ひんぱん)に出ていたので、「耳に関係する病気かな?」と考えていました。

 

右耳の耳鳴りや聞こえづらさはあったものの、まったく音が聞こえないわけではなかったので大丈夫だと思いながら数日過ごしていました。しかし、この日はめまいもひどく耳の調子もいつもより悪いように感じていました。

 

その日は仕事の予定でしたが、この状態では業務に支障を来してしまうと思ったので、休みをもらい耳鼻咽喉科を受診することに。めまいで足に力が入らず歩くこともままならなかったため、家族に両側から体を支えてもらいながら、やっとの思いで車に乗り込みます。 病院についてからも、車から病院の入り口までがとても遠く感じるくらい、長く歩いたような気がしました。

 

耳鼻咽喉科で耳がどれくらい聞こえるかなどの検査をおこなうと、右耳の聴力が低下していることがわかりました。そして、その後の診察で「突発性難聴」であることが判明したのです。

 

「毎日ちゃんと眠れていますか?」と医師に聞かれたため、なぜかを尋ねると「仕事や育児などのストレスや睡眠不足などで、突発性難聴になりやすいんですよ」とのことでした。医師から自宅安静との指示があり、2週間ほど通院しながら自宅にてゆっくり過ごしつつ、薬を服用することで症状は改善されていきました。

 

まとめ

仕事も家事も育児も「完璧にこなさなければ」と思い込み、自分の限界を後回しにしていたことが、今回の不調を招いた一因だったのかもしれません。幸い受診が早かったため軽症で済みましたが、もし「いつものことだ」と過信し続けていたらと思うと、今でも怖くなります。

 

今回の経験で学んだのは、不調を感じたときに自分の体力を信じ込みすぎず、早めに専門医の手を借りることの大切さです。それが結果として、自分だけでなく大切な家族の日常を守ることにもつながるのだと身をもって知りました。これからは「まだ大丈夫」と無理をせず、自分の体を一番にいたわって生活していきたいです。

 

【高島先生からのアドバイス】

突発性難聴は発症してから2週間を超えると、治る確率が低下するといわれています。耳が聞こえにくいと感じた場合は、すぐに病院を受診することをお勧めします。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

※AI生成画像を使用しています

 

著者:新畑 とも/30代女性。元気いっぱいの兄妹に翻弄(ほんろう)されつつも子育てを楽しむママライターです。何事も全力で! をモットーに日々過ごしている。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

 

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