体調悪化で緊急入院…それでも夫は
数日後、おなかの痛みがさらに強くなり、急きょ入院することになりました。混乱しながらも夫に連絡すると、驚きはしたものの、第一声は「大丈夫か?」。そして直後に続いたのは、「どれくらい家にいないの?」という言葉でした。
必要なものを届けてほしいと頼んでも、「今日明日は忙しいから無理かも」と渋る夫。最終的に最低限の荷物だけは届けてくれることになりましたが、お見舞いに来て顔を見る、声をかける――そんな“当たり前の寄り添い”はありませんでした。
以前、私も夫と同じ仕事をしていたので、忙しさは痛いほどわかります。だからこそ責めたい気持ちを飲み込み、「荷物だけでも助かる」と笑って返しました。けれどそのとき、胸の奥で何かが静かに冷えていくのを感じていました。
外出許可でこっそり帰宅…目にしたのは
数日後、症状が安定し、外出許可が出ました。夫に頼めなかった荷物を取りに行きたくて、私は「少し驚かせよう」と、夫に知らせず自宅へ戻ったのです。
玄関を開けた瞬間、違和感を覚えました。いつもとは違う香り。寝室へ向かった私は、言葉を失いました。私が独身時代に買ったダブルベッドで、夫と見知らぬ女性が眠っていたのです。
私は必要なものだけをそっと持って、病院へ戻りました。
「離婚届を持ってきて」—私が出した結論は
翌日、何も知らない夫から「仕事がやっと落ち着いたよ。何か持っていくものある?」と連絡がありました。そこで私は、「来るなら、離婚届を持ってきて」と告げました。
夫は「え?冗談?」と笑い、私が目にした光景を伝えると、慌てて「仕事仲間で、酔って寝かせただけだ」と説明しました。しかし、状況はあまりにも不自然でした。薄着、寝室、同じベッドで眠っている――。私は、夫が親しくしている仕事仲間に女性の特徴を送ってみました。すると、最近一緒に仕事をしている女性だということがわかり……。
問い詰めると、夫は不倫を認めました。それどころか、関係は今回が初めてではないことも次第に明らかになっていきました。支えてほしいときに支えず、必要なときにそばにいない。それなのに、都合のいいときだけ「お願い」「わかってくれ」とすがってくる——その積み重ねが、私の中で限界を超えていました。
私は淡々と、離婚と慰謝料の話を進めることにしました。どれだけ夫が謝罪の言葉を並べても、私の心はもう動きませんでした。
「離婚する」と決めて…夫と不倫相手はその後
離婚の話し合いは簡単ではありませんでした。けれど私は、「これ以上、自分の人生を“夫の都合”で削らない」と決めました。体が弱ったとき、心が折れそうなときに、誰が本当に自分を大切にしてくれるのか——今回の出来事で、それが痛いほどはっきりしたからです。
マンションは私名義で契約していたため、夫は家を出ていくことになりました。夫が不倫を原因に離婚したという噂は同業者の間に広まったようで、相手の女性とは別れたと、共通の知人から聞いています。
いろいろなことがありましたが、私は無事に女の子を出産しました。悪いことのあとには、きっといいことがやってくる。そう信じて、これからは自分の体と心を大切にし、そして娘の人生をいちばんに考えて生きていこうと思います。
◇ ◇ ◇
夫婦関係を続けるうえで、思いやりは欠かせませんよね。つらいときにそばにいない、都合のいいときだけ寄り添う——そんな関係では、気持ちが離れてしまっても無理はないのかもしれません。お子さんと一緒に、笑顔あふれる人生を歩んでほしいですね。
【取材時期:2026年1月】
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
※一部にAI生成画像を使用しています。