妹を特別扱いする母
昔から美人で、近所でも「かわいい」と評判だった妹。それに比べて、私と兄は地味で目立たない存在でした。真面目で勉強ばかりしていたせいか、派手好きの母には冷たく扱われていたのです。
母は妹を溺愛し、「あなたはかわいいから、将来はイケメンのお金持ちと結婚させる」と鼓舞していました。そんな環境のため、妹は次第に私や兄を見下すように。「あんたたちとは同じ空気を吸いたくない! 私までブサイクになったら大変!」と平気で言うようになったのです。
そして私が高校生になったとき、兄が都内の有名大学に進学するため上京。兄は、母と妹との連絡は絶っていましたが、私や父との関係は大切にし、ときどきひそかに会いに来ていました。
しかし、父が突然、事故で亡くなってしまったのです。母と妹は父の遺産をわが物顔で使うように。母は、家事を私に押し付けては、妹と遊びに行っていました。
そして、私のことをいっそう見下していびるように。毎日こき使われていましたが、それでも耐えていたのは、父と過ごした思い出の家をめちゃくちゃにされたくなかったからです。
妹が年上の起業家と電撃結婚!?
そんなある日のこと。妹が、SNSで知り合った20歳年上の起業家と電撃結婚したのです! ただ、その理由はひどいものでした。
「これで金づるゲット! 父さんの遺産はもうないしどうしようかと思ったけど、私の見た目にコロッとだまされてくれたわ。イケメンのお金持ちを見つけたら、とっとと離婚しよ〜」
私は結婚相手に告げ口をしようかと思いましたが、妹は結婚後、母を連れて結婚相手が建てた一軒家に引っ越すことに。私はこの家でひとり暮らしができるようになり、それならもういいかと思っていました。
ところが、妹が結婚してから1年ほど経ったある日、いきなり妹と母が実家に戻ってきたのです。
私は家を出ることに…
「私みたいな美人があんなおじさんと結婚してやったっていうのに! これからは小遣いなしってどういうことよ!」
どうやら、結婚相手から金銭感覚を注意されたよう。それが気に入らなかった妹は、「捨てるフリをすれば、あのおじさんは泣いて謝ってくるわ」と憤慨。さらに、母は信じられない発言をしました。
「しばらくはこの家に住むけど、いずれは家を売ってお金にするからね」
私は、「ここはお父さんとの思い出が詰まった大事な……」と拒否しましたが、母は「ここの名義は私。あんたに拒否権はない! さっさと出ていきなさい。 それにあんたも結婚したらどうなの? もう三十路でしょ。売れ残りおばさんになっちゃうわよ」と、聞く耳を持ちませんでした。
ただ、母と妹には言っていませんでしたが、私にはA男という交際相手が。その日の夜は泣きながらA男に電話。すると彼は、「だったら、僕と結婚して一緒に暮らそう。家はなくなっても、お父さんとの思い出はなくならないよ」と言ってくれたのです!
というわけで、私は母と妹に「この家を出てマンションで暮らす」とだけ伝え、実家を出たのでした。
私の結婚相手を見た2人は!?
それから、私はA男と相談しながら入籍の準備をしていると、「やっぱり、結婚するなら君のお母さんと妹さんにちゃんとあいさつをしよう」と彼が発言。最初は2人には無断で結婚するつもりでいましたが、私はA男の意見を受け入れることにしました。
そして、私は母と妹を引っ越し先の新居に招待。教えた住所にやってきた2人はポカーンとしていました。なぜなら、新築の高級タワーマンションだったからです。
「あ、あんたがどうして高級タワマンに住んでいるの?」
そこにA男が登場。母と妹は「イケメン!」とびっくりしており、A男が「初めまして、結婚相手のA男と申します。B社で働いています」とあいさつをすると、2人は言葉を失っていました。というのも、B社は有名な外資系企業なのです。
妹は「どうしてお姉ちゃんなのよ! 私のほうが美人だし、お姉ちゃんのことなんか捨てて私にしない?」と発言しますが、A男は「確かにあなたの容姿は美しいが、心はお姉さんのほうがよっぽどキレイだ」と一蹴。2人は「あり得ない!」と喚きながら帰っていったのでした。
その後、妹は結婚相手から離婚を言い渡されたよう。父の家も売りに出してしまっていたため、行くところがないと泣きついてきましたが、私は「無理です」と完全に拒否しました。そして、大好きな夫と一緒に幸せな新婚生活を送っています!
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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