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娘が大学に受かると「老後は娘に養ってもらう」私を追い出した夫→「大丈夫?」数カ月後…極貧生活に?

私は仕事上で知り合った夫と結婚して10年になります。夫は再婚で、当時小学生だった娘を連れていました。当初は継母という立場に周囲から心配の声もありましたが、私と娘の関係は良好で、今では実の親子以上に通じ合える仲だと自負しています。

その娘が先日、かねて志望していた音楽大学に合格しました。幼いころからピアニストを夢見て努力を続けてきた娘。合格発表の日、抱き合って涙を流して喜んだ私たち。この吉報が、夫との関係を終わらせる引き金になるとは思いもしませんでした。

 

 

夫から突然の離婚宣言

問題なのが夫です。夫にはかつて医師を目指して挫折した過去があり、その未練を娘に押し付けていました。「医者になれ」と口うるさく言う一方で、具体的なサポートは皆無。塾の送迎も三者面談もすべて私任せで、娘が音楽の道に進みたいと訴えても「医大を受けろ」と言うばかりで、娘の話を真剣に聞こうともしませんでした。

 

夫が唯一、娘の受験のためにしたことと言えば、取り寄せた自分が憧れていた医大のパンフレットと、その医大の入試の過去問題集を買ってきて無理やり押し付けたことくらい。

 

私は何度も娘の夢を夫に伝えようとしましたが、「お前はあいつと血が繋がってない他人だろ。黙ってろ! あいつは医者になるんだ」と信じられない暴言をたびたび浴びせられました。

 

そんな日々を過ごして、迎えた娘の合格発表の日、娘は第一志望の音楽大学に合格したのです。母娘2人3脚で努力してきた私たちは抱き合って喜び合い、まだ仕事中だった夫に「第一志望に受かった」と連絡を入れました。

 

しかし、私が娘の合格を伝えると、夫は勝手に「医大に合格した」と思い込み、有頂天に……。

 

「さすが俺の娘だ! これで親戚や職場の人に自慢できる! 俺の夢をあいつが叶えてくれた!」

 

合格したのは音楽大学だと説明しようとしても、興奮した夫はひとりで大盛り上がり。私に話す隙間はありません。それどころか、夫が気にかけているのはお金のこと。

 

「入学金とか授業料はどうした?」
そう聞かれ、私は「卒業までの学費はすでに娘の口座に準備してある」と伝えました。このお金は私の独身時代の貯蓄から用意した、頑張った娘へのプレゼントです。すると夫は、声色を一変させ、冷淡な口調で言い放ちました。

 

「学費の目途が立ってるなら、もうお前の役目は終わりだな。出て行け」
そう言って、突然離婚を告げられました。なんと夫は、私と離婚し、交際している若い女性と再婚すると言うのです。

 

「お前は、娘を医大に入れるための世話係兼スポンサー。あいつが家を出たら俺は彼女と2人で暮らす! で、老後は将来医者の娘に養ってもらう! お前はもう用済みだ」と言われ、そのあまりに身勝手な発言に私は言葉を失いました。

 

「私を追い出して本当に大丈夫?」
そんな言葉が喉元まで出かかりましたが、私は何も言わず、静かに覚悟を決めました。

 

 

真実を伝えて、大逆転

その日の夜、私は「娘が医大に受かった」という夫の誤解を解かぬまま、離婚届にサインし、翌日、夫の不在中に荷物をまとめて家を出ました。娘にすべてを相談すると、娘は「私もお父さんを捨てる。お母さん、2人で暮らそうよ」と、迷わず私についてくることを選んでくれました。

 

夫の不倫には、私も娘も以前から気づいていました。「お母さんを悲しませるような人は私の父親じゃない」と、娘も夫に愛想を尽かしていたのです。

 

すると、娘まで一緒に家を出ていったことに驚いた夫から電話がかかってきました。私の稼ぎは夫よりも圧倒的に多く、今まで、わが家を経済的に支えてきたのは私なのです。夫は、娘が医者になるまでの数年間なら、自分ひとりの稼ぎで不倫相手との生活も回せると考えていたのでしょう。

 

しかし、それは将来的に娘に養ってもらうことが前提。しかし、その娘が私についていくとなると、夫の算段が崩れます。それで慌てて私に連絡を……。

 

「あいつを連れて行ったのか!? 娘は渡さないからな! 俺は老後、医者になったあいつに養ってもらうんだよ!」

 

「娘が合格したのは音楽大学よ? 医大なんて受験もしていないわ」

 

私が事実を告げると、夫は「うそだろ!?」と絶叫。しかし、受験に一切関わらず、娘の夢も知ろうとしなかった父親に怒る資格などありません。私はさらに、弁護士を通じて慰謝料を請求すること、そして不倫相手の素性についても調査済みであることを伝えました。

 

夫が入れあげていた女性は、夫以外にも複数の男性と交際していると調査書には報告がありました。そして夫を含めた複数の男性たちが彼女に貢いだお金のほとんどは、彼女が通うホストクラブ代に消えていたようなのです。

 

その事実を突きつけると、夫は絶句。そこで電話を代わった娘がトドメを刺しました。

 

「私もお父さんを捨てる。私が大学を卒業するまでの養育費は弁護士さんを通じて一括で払ってね。もう顔も見たくないから。おじいちゃんやおばあちゃんにも、お父さんが何をしたか全部話したから! お母さんにももう直接連絡しないで!」

 

娘からの絶縁宣言に、夫は何も言い返せず、通話は切れました。

 

 

娘へ寄りかかろうとした夫の末路

その後、夫は「やり直そう」と泣きついてきましたが、弁護士を通じて何度か話し合い、最終的に離婚が成立。慰謝料も養育費も一括で支払うと約束させることができました。

 

そして離婚成立後、夫にはさらなる試練が……。不倫相手との交遊費を会社の経費で落としていたことが社内監査で発覚。刑事告訴こそ免れたものの、懲戒解雇に近い形で会社を去ることになったと聞きました。

 

私への慰謝料と娘への養育費の一括払いで借金を抱えた今は、日払いの仕事をしながら古いアパートと職場を往復するだけの毎日を送っているそう。不倫相手の女性も、多方面でのトラブルが明るみに出て夫のもとを去り、借金を抱えて実家に戻ったとのこと。

 

一方、私と娘は穏やかな新生活を送っています。慰謝料と私の貯金を合わせ、娘の大学に通いやすい場所にマンションを購入しました。血のつながりこそありませんが、苦難を乗り越えた私たちは、以前よりも強い絆で結ばれた本当の家族になれたと感じています。これからも2人で支え合いながら、前向きに歩んでいくつもりです。

 

◇ ◇ ◇

 

家族を自分のステータスや道具としてしか見られなかった夫。最も身近な存在への感謝と誠意を忘れたとき、人は大切なものをすべて失うのかもしれません。もし自分が困難な状況に置かれたとしても、支えてくれる人への感謝を忘れず、誠実に生きていきたいですね。

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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