ところが、ある日帰宅すると、義姉の5歳の息子が家に来ていて、家中がひどく散らかっていました。夫によれば、義姉から「預かってほしい」と頼まれたそうです。義姉は昔から夫に甘えがちで、私は複雑な心境でした。
相談なしに義姉へお金を貸した夫
その日の夜、派手な格好をした義姉が息子を迎えに来ましたが、「電車で帰るのは面倒だから車で送って」と夫に要求。夫は言われるがまま、車を出して義姉を送っていきました。
翌日、私が帰宅するとまたしても甥が来ていました。さらに夫は「姉ちゃんがお金に困っていたから、10万円貸しておいた」と言うのです。詳しい理由も聞かずに家計からお金を出した夫に、私は強い憤りを感じました。
すぐに義姉の夫である義兄に連絡したところ、義兄は義姉がお金を借りていることも、甥を預けていることも一切知らなかったとのこと。義兄は「迷惑をかけて申し訳ない」と謝罪し、すぐに10万円を振り込んで返してくれました。
突然、義姉親子との同居宣告!?
一件落着しホッとしたのもつかの間、週末の朝、大きな荷物を持った義姉と甥がいきなり家に押しかけてきました。
なんと、義姉は不倫がバレて、義兄から離婚を突きつけられ家を追い出されたと言うのです。義姉は不倫相手と会うために、わが家に甥を預けていたのでした。
夫はすべてを知っていたようで、「俺とお前で、姉ちゃんたちを養うことにしたから!」と言い放ちました。起業したばかりで収入が不安定な夫が、私の稼ぎをアテにして、相談もなく勝手に義姉親子との同居を決めてしまったのです。
夫に愛想を尽かし、離婚を決意
いよいよ我慢の限界に達した私は、「じゃあ離婚ね」と告げ、すぐに自分の部屋で荷物をまとめました。夫は慌てて引き止めてきましたが、私の気持ちは変わりません。
実の姉を無責任に甘やかし、妻に相談もせず大金を貸したり、同居を決めたりした身勝手な夫。そもそも不倫のために子どもを弟夫婦に預けるような義姉を、なぜ私が養わなければならないのか理解できません。このとき、私は完全に夫への愛想が尽きたのでした。
家計の大半を私が担っていたこともあり、私が去れば生活が立ち行かなくなる二人は顔面蒼白に。夫は必死になって言い訳と謝罪をしてきましたが、私の決意は揺らぎませんでした。
その後、弁護士を介した話し合いを経て、正式に離婚が成立しました。甥は義実家で引き取られたそうですが、夫と義姉は親からも距離を置かれてしまったようです。家族であっても、無条件に甘やかすのではなく、時には厳しさを持って接するべきだと痛感しました。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。