妻の実家が倒産!心配して電話をかけると…
ある日、妻は「泊まりがけの出張があるから」と言い残し、派手な服を着て出かけていきました。仕事と言いつつ、明らかに遊びに行くような雰囲気でしたが、強く言えない僕は黙って送り出すしかありませんでした。
ところが、妻が出かけて数時間後のことです。
ネットのニュース速報を見て、僕は血の気が引きました。
なんと、妻の父親が経営する会社が負債を抱え、事実上の「倒産」をしたというのです。
義父や義母のことも心配でしたが、何より妻のことが頭をよぎります。彼女が経営する美容サロンは、実家からの資金援助があるからこそ成り立っているものです。この倒産は、彼女の夢も生活基盤もすべて失うことを意味していました。
「あいつ、このことを知っているのか?」
僕は慌てて妻の携帯に電話をかけました。
しかし、何度コールしても繋がりません。緊急事態だというメッセージを送っても既読がつかず、僕は焦る気持ちを抑えながら、再度電話をかけ続けました。
「いちいちウザい!」逆ギレした妻
数回目のコールで、ようやく妻が電話に出ました。
しかし、第一声は耳を疑うものでした。
「ちょっと! 何度もしつこいんだけど! こっちは忙しいのよ!」
受話器の向こうからは、妻の声だけでなく、明らかに親しげな男性の声と、シャワー音のが聞こえてきます。出張というのは真っ赤な嘘で、不倫相手とホテルにいることは明白でした。
僕が「緊急なんだ、聞いてくれ」と言おうとしても、妻は聞く耳を持ちません。
「出張中にいちいちウザい! 次電話してきたら離婚よ!」
そう言って一方的に電話を切る妻。
その瞬間、僕の中で何かが吹っ切れました。
今まで彼女の顔色をうかがって耐えてきたこと、そして今まさに裏切られていること……。
僕は妻にもう一度電話し、冷静な声で告げました。
「わかった。じゃあ残念だけど、離婚で」
妻は「はあ? 何言ってんの?」と鼻で笑い、そのまま電話を切りました。
資金も夫も失った妻の末路
翌日、妻は髪を振り乱して帰宅しました。
ニュースを知ったのは翌朝で、慌てて父親に連絡を取ろうとしたものの繋がらず、サロンのスタッフからは「納品業者さんから今月の支払いはまだかと連絡が来ています」「私たちのお給料ってちゃんと支払われますよね?」と連絡が殺到。
実家からの送金がストップしたことで、彼女の会社は一夜にして火の車となっていたのです。
「どうして教えてくれなかったのよ!」と泣きつく妻に、僕は冷たく言い放ちました。
「教えようとしたよ。でも、『次電話したら離婚』と言ったのは君だ」
さらに、電話口で聞こえた男の声についても問い詰めると、妻はぐうの音も出ません。
実家からの援助がなくなり、頼みの綱だった僕からも三行半を突きつけられた妻。
「お願い、離婚なんて嘘よね? あなたの稼ぎじゃ贅沢できないけど、我慢してあげるから!」などと上から目線ですがってきましたが、僕の決意は変わりません。
結局、慰謝料請求こそ実家の事情を考慮して最低限にしましたが、僕は離婚を成立させ、自由の身となりました。
一方、実家の財産も夫も失った彼女は、赤字だった美容サロンを畳むことになり、残った借金の返済に追われる日々を送っているそうです。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。