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就寝時のエアコン「ちょうどいい設定」は?【3児ママ小児科医のラクになる育児】

東京衛生病院小児科の小児科医保田典子先生のコラム「3児ママ小児科医のラクになる育児」が開始しました! 私生活では7歳5歳3歳の子育て中という3児のママ小児科医が、ママたちの暮らしをグッとラクにしてくれる話を教えてくれます。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師保田典子 先生
小児科 | 高円寺こどもクリニック院長

2003年筑波大学医学部卒業、国立国際医療センター、大阪市立総合医療センター小児循環器内科勤務を経て、2014年東京女子医科大学大学院博士課程修了後現職。小児科専門医。一般診療、小児循環器診療に加えて、漢方治療や発達相談にも対応している。2021年、高円寺こどもクリニック開院。3児の母。
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東京衛生病院小児科の保田典子です。私生活では7歳・5歳・3歳の子育て中 !今年は今のところあまり猛暑の日はないですが(どちらかというと涼しい)、近年の夏は殺人的な猛暑が続いていますよね。こんなとき、家の中の環境ってどうすればいいのでしょうか? 特に寝るときの環境調整方法を解説したいと思います。

 

一番大事なのは、「ぐっすり眠れる」こと!

どの季節の睡眠環境調整でも言えることですが、一番大事なのは「ぐっすり眠れる環境にすること」です。

 

生後1~2カ月までの赤ちゃんはまだ小さいので、低体温に気をつけたほうがいいですが、体重5~6kgを超えて体格がしっかりしてきた赤ちゃんや子どもは、大人よりも暑がりと考えたほうがいいでしょう。

 

なので、大人が「ちょっと暑いな」と感じる気温は、子どもにとって「とっても暑い、眠れない」と感じることもあるかもしれません。

 

暑さの感じ方は人それぞれなので、何度がいい、湿度はこのくらいがいい、というはっきりとした基準はありません。

 

・前よりも寝返りが多くなった
・汗だくになっている

などあったら、「少し暑いのかもな」と考えてみてください。

 

エアコンの欠点は…?

エアコンの欠点は「冷えすぎちゃうこと」です。
 夏場のエアコンをどう使うかは

 

エアコンによる冷え
VS
暑くて寝苦しさによる睡眠不足

 

のバランスをどう取るか、になります。

 

赤ちゃんの手足は小さいので、外気温の影響をすごく受けやすくなります。「ちょっと冷たい」くらいが良い気温です。触って「冷たい!!」となるくらいだと、冷えすぎかもしれません。

 

これも適温が人によって違うので、おうちによって試しながら最適な温度を模索していきましょう。

 

わが家の設定は…?

 

ちなみに、わが家の就寝時のエアコン設定はというと、

 
寝るときエアコンON

タイマーで数時間後オフ(その日により稼働時間を変えています)
にしています。(7月15日現在)

 

去年は、

6月までは夜中に起きたときに窓とドア開けていて、7月以降は一晩エアコンONで対応していました。設定は「自動」モードプラス2度設定。(温度が出ないエアコンです)

 

直接冷気が当たらないように、エアコンにつける風よけを使用しています。(この角度調節も難しいですよね!)

 

あと、電気代がもったいないのですが、お部屋がヒエヒエになりにくくなるので、ドアを開けたままエアコンをつけています。

 

長男は暑がりで、下の子が寝ていても明け方に暑い暑いと言ったりしています。やはり、感じ方は兄弟でも違います。

 

冷えに気をつけつつ、真夏はエアコンを使って

冬の外遊びでも言えることですが、エアコンつけっぱなし、寒いところで外遊びだけでは風邪にはなりません。体が「冷え」たときに、免疫力が落ちて風邪になります。

 

最近の猛暑の状態からすると、真夏はエアコン使用で寝たほうが良いとされています。そうでないと「家の中でも熱中症」になりかねません。

 

使い始めのときは夜中にちょっと環境をチェックしつつ、快適な夜を過ごせるよう調節してあげてください。

 

子どもに対するエアコンの考え方は、大人でも妊婦さんでも一緒です。
「快適に眠れて、冷えにならないわが家のエアコン設定」を見つけてみてくださいね。

 

 

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