ホテルビュッフェで目撃した目を疑う光景
家族でショッピングモール内にあるホテルビュッフェへ出かけたときのことです。甘いものが大好きな娘は、食事中からデザートコーナーに行くのを何よりも楽しみにしていました。色とりどりのケーキやキラキラしたゼリーがきれいに並ぶ様子を見て、大人である私まで胸が弾んでいたのを覚えています。
しかし、そんなワクワクした気持ちが一瞬で凍りつくような出来事がありました。ふと見ると、5、6歳くらいの女の子が、あろうことかショートケーキを手づかみでひと口かじって「いらない」と元の場所に戻したのです。
そばにいたお母さんらしき方は「やめなさい」と口では言いつつも、軽く笑って済ませており、スタッフは忙しそうで気づいていない様子でした。周囲の人たちもざわついてはいたものの、直接注意する人はいません。私はスタッフのところへ行き、事情を伝えて対応をお願いしました。娘には「食べたいものは、選んでからお皿に取ろうね」と改めて伝え、いったん別のデザートへ誘導しました。
デザートを楽しみにしていた気持ちが冷めてしまい、とても残念な気持ちになったのを覚えています。お店の方が丁寧に並べてくださった美しいデザートが、マナーのない行動によって台無しにされてしまったことが、悲しく、もったいなく感じられました。
「子どもだから仕方ない」で済ませてはいけないこともある。そう強く感じた出来事でした。それ以来、娘には「外でのマナーは、みんなが気持ちよく過ごすための大切なルールなんだよ」と伝えています。
最近では、娘がビュッフェで「これ、食べきれる分だけにする」と自分から言うようになり、小さな成長を感じています。ただ、子どもはいつどこで何をするかわかりません。周囲に不快な思いをさせないよう、私自身も常に振る舞いには気をつけたいと、背筋が伸びる思いです。
著者:石原ゆう/40代女性/子どもは4歳で女の子。時短会社員。趣味は音楽をきくこと。
イラスト:きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)
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