

危険な行動を繰り返す男の子
当時、2歳の息子と6歳の娘は、おままごと遊びができるワゴン型の遊具を気に入り、葉っぱを並べてお店屋さんごっこをしていました。するとそこへ、4歳くらいの見知らぬ男の子が興味津々で近づいてきました。その子は、子どもたちが集めた葉っぱをどかしたり、何も言わずに強引に場所を陣取ったりしてきたのです。
娘は嫌になってしまったのか私のところへ戻ってきたり、他の遊具へ移動したりしていました。様子を見ていた夫が「一緒に遊ぶ? それか、もうちょっと待ってね」と男の子に話しかけましたが、男の子は知らんぷり。
続けて私も「ごめんね、今遊んでいるからもう少し待ってね」と言った、そのときです。男の子は「ヤダ!」と言って息子を突き飛ばしたのです。息子は転んでしまい、泣き出してしまいました。
私はすぐに息子を抱きしめて「痛かったね」となだめ、男の子には「押しちゃダメだよ」と注意しました。息子は相当悔しかったのか、泣きながらも男の子にやり返そうとする仕草を見せます。私が必死に「痛いし、悔しかったね」と息子に言い聞かせている最中、夫が衝撃的な言葉を放ったのです……。
息子を守りたい一心での失言
息子に対し、夫は苛ついた表情をしながら「やり返しちゃえ」と言ったのです。私はその言葉に驚きを隠せず、思わず夫の顔を凝視。男の子は、少し離れた場所にいた母親の元へと走っていきました。
そのとき、私たちは初めて男の子の母親の存在に気づきました。夫は私の視線を感じて「しまった」という表情を見せ、「あそこで見ていたなら、親が注意すべきだよね」とこぼしました。
母親とは目が合ったものの、会釈や謝罪の様子もありません。内心では私も夫と同じ気持ちでしたが、子どもたちの前だったので「確かにそうだね」とだけ返し、その場を収めることにしました。
その日の夜、子どもたちが寝た後に「『やり返しちゃえ』という発言はやめてほしかった。気持ちはわかるけれど、子どもの前では控えて」と夫に伝えると、「イラついて、つい言ってしまった。言うべき言葉ではなかったとすぐに反省したよ。今度から気をつけるね」と謝ってくれました。
息子が嫌な思いをしただけでなく、夫の思いもよらない発言を聞くことになり、苛立ちとモヤモヤが残る出来事でした。この一件を通じ、子どもに使ってほしくない言葉は、親である私たち自身も使わないよう気をつけて生活しなければならないと、改めて痛感しました。
著者:藤井 はな/30代女性。2017年生まれの女の子と2021年生まれの男の子のママ。出産を機に専業主婦になり、たまに在宅ワークをしている。元気いっぱいでやんちゃな2人に振り回されながら毎日育児に奮闘中! 趣味はピアノを弾くことと、簡単でおいしい料理を作ること。
作画:まっふ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年1月)