【白菜の切り方】上だけ切って使うデメリットはある?

まず、上部だけを切って使うこと自体が、ルール違反だったり、絶対にダメだったりするというわけではありません。
実際、やわらかくて使いやすい部分なので、そうしたくなる気持ちもよく分かります。
ただし、デメリットがあるのも事実です。

白菜は包丁を入れれば入れるほど、切り口が増えます。
切り口が増えると、その分水分が抜けやすくなり、乾燥や劣化が進みやすくなります。
特に、1/2カットや1/4カット白菜の上部だけを切り落とすと、残った断面が広くなり、結果的に日持ちしにくくなることがあります。
実際、八百屋で働いていても「切り方ひとつで日持ちが変わる」というのは、よく実感するポイントです。
上部だけ使ったあと、残った白菜はどう使える?

上部を切り取ったあとに残るのは、芯に近い部分が中心になります。
この部分は、生で食べるよりも、加熱調理に向いています。
火を通すことで甘みが出やすく、食感も気になりにくくなるため、
・鍋料理
・煮物
・炒め物
・スープ
といった料理なら、十分おいしく使い切ることができます。
当たり前ですが「上だけ使ったら、もう残りは使えない」というわけではなく、使い方を変えれば、まだ活躍の場はしっかり残っています。
八百屋がやっている使い方はこれ

では、八百屋として自分が白菜を使うとしたらどうするか。
正直に言うと、私なら上部を包丁で切り落とす使い方はあまりしません。
理由はシンプルで、包丁を入れるほど白菜は傷みやすくなるからです。
白菜は芯の近くに成長点があるので、包丁を入れず内葉から使うほうが、結果的に持ちはよくなりやすいです。
なので内側の葉を必要な分だけむしって使います。
この使い方なら、切り口を最小限に抑えられ、乾燥や劣化を遅らせやすくなります。
キャベツやレタスで、芯をくり抜いて持ちを良くする方法がありますが、考え方としてはそれに近いイメージです。
忙しい家庭では、切り方が最優先じゃないこともある

とはいえ、毎日の料理は理想論だけでは回りません。
時間がない日や、役割分担の中で「使いやすさ」が優先されることもあると思います。
なので、上部だけ切る使い方を「間違い」と切り捨てるつもりはありません。
ただ、知った上で選ぶのと、知らずにやってしまうのとでは、結果が変わってきます。
上だけ切っちゃう白菜の切り方はNGではないが避けた方が◎

今回は、SNSで話題になった白菜の切り方「上の葉っぱの部分だけ切る」について、八百屋目線で整理しました。
・上部だけ切って使うのは絶対NGではない
・ただし、包丁を入れる分、傷みやすくなるデメリットはある
・残った芯側は加熱調理で十分使える
・内葉から使うほうが、結果的に日持ちはよくなりやすい
白菜は切り方ひとつで、使い切りやすさが大きく変わる野菜です。
ぜひ今回の話を参考に、ご家庭に合った使い方を選んでみてくださいね。