農林水産省「青い部分のある大根は食べても問題ない」は正しい

まず結論から言うと、大前提として、農林水産省の説明は間違っていません。
大根の内部が青くなる現象は、病気や腐敗ではなく、生理障害(ダイコン青変症)によるものです。
健康上の問題があるわけではなく、食べても問題ない、という説明は事実です。
「青いから危険」「絶対に食べてはいけない」というものではありませんし、食品ロスを減らしたいという呼びかけ自体にも、八百屋としては賛成です。
ただし、八百屋としては「無理して食べなくてもいい」と思う

一方で、ここは少し補足したいポイントでもあります。
食べても問題ないことと、おいしく食べられるかどうかは別の話です。
青い部分のある大根は、
・えぐみを感じやすい
・食感が落ちている
といったケースもあります。
実際、食べてみても「これは味が落ちているな」と感じることは正直あります。
なので、捨てる必要はありませんが、我慢してまで食べる必要もないというのが、八百屋としての本音です。
向いている使い方と、向かない食べ方がある

農林水産省の投稿でも触れられている通り、青い部分のある大根は生で食べるよりも加熱調理のほうが向いています。
煮込み料理や鍋料理のように、味が染みる調理法であれば、気になりにくい場合も多いです。
「捨てるか、食べるか」ではなく、どう使うかを変えるという選択肢がある、ということは知っておいて損はありません。
どうしても食べたくない場合は、お店に相談するのがおすすめ

それでも「見た目がどうしても気になる」「気持ちが悪い」「味が落ちているなら食べたくない」と感じる方が多くいると思います。
その場合は、無理に食べる必要はありません。
購入したお店に、できるだけ早めにレシートと一緒に持って行くと、交換や返金に対応してもらえる場合があります。
※返金や交換はお店のルールがあるので、絶対ではありません。
スーパー側としても、状態を確認した上で対応したい、というスタンスのことがほとんどです。
捨ててしまう前に、まず相談する。これも、食品ロスを減らす一つの現実的な方法だと思います。
八百屋として伝えたいのは「知った上で選んでほしい」ということ
大根が青いからといって、すぐに捨てるのはもったいない。
でも、違和感を覚えたのに無理して食べる必要もありません。
・加熱調理で使う
・気にならなければ食べる
・無理ならお店に相談する
判断材料を知った上で、自分が納得できる選択をしてほしい。それが、八百屋として一番伝えたいことです。
青い部分のある大根は食べられる!でも無理はしないで!

今回は、農林水産省の「捨てないで!」という投稿について、八百屋目線で考えを整理しました。
・青い部分のある大根は食べても問題ない
・ただし、食味が落ちる場合があるため無理して食べなくてもいい
・用途を変えたり、お店に相談したりするという選択肢もある
・知った上で、納得できる判断をしてほしい
青くなった大根は、状態に合わせて付き合えば、無駄にせずにすむ野菜です。
ぜひ今回の話を参考に、落ち着いて判断してみてくださいね。