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婚約者「会社が倒産する…600万貸して」不安で親友に連絡すると「夫を返して!」と絶叫…男の末路は

婚約中の彼は会社を経営しています。交際してしばらく経ったころ、私は彼に結婚について切り出しました。30歳が目前に迫り、このままのらりくらりされるのはつらい――そう思った私は、「結婚する気がないなら別れたい」と、はっきり伝えたのです。

友人にも親族にも…誰にも会わせない婚約者

突然の言葉に彼は慌てた様子でした。「別れたくない」と繰り返し、最終的には「結婚の日を決めよう」と口にしました。けれど、その言い方があまりにも“とりあえず”に聞こえて、私は素直に喜べませんでした。


彼はすぐに言い直し、「結婚式の準備をしよう」と私を安心させようとしてくれました。それでも私は、どこか引っかかるものが残っていました。

 

婚約してから、私は「もっと深い付き合いがしたい」と思うようになりました。例えば、彼の友人を紹介してもらうこと。けれど彼は「友だちが少ない」「みんな遠方に住んでいる」と言い、結局誰にも会わせてくれません。


さらに、「自分は孤児で、天涯孤独なんだ」とも話していました。職場の人間関係も淡白で、プライベートで会うような相手はいないと言います。「そのうち、うちの親にも会ってくれるよね?」と尋ねても、彼は「もちろん」と言いながら、結局は先延ばしのままでした。

 

半年後…「600万貸して」突然の金の相談

婚約から半年ほど経ったある日、彼が深刻な顔で相談してきました。会社で経理担当が横領して逃げ、被害額は約1000万円。倒産の危機だというのです。


そして彼は、私の実家が裕福だと信じているようで、「できれば600万円ほど貸してほしい」と頼んできました。私はすぐに答えを出せず、両親を説得する時間が必要だと伝えましたが、彼は「結婚の約束をしているんだから一蓮托生だ」「愛してるなら助けて」と、強い言葉で押してきました。

 

その必死さに胸が痛む一方で、私は別の違和感も覚えました。彼は私を“お金持ち”だと思い込んでいて、私の実家が普通の一般家庭だと話すと、一瞬だけ、明らかに落胆した表情を見せたのです。

 

私は思わず考えてしまいました。――もしかして、お金目当てで私に近づいたの?
 

 

親友に婚約報告したら…まさかの怒声

不安を抱えたまま、私はふと親友のことを思い出しました。最近、仕事が忙しく連絡をとれていなかったのですが……。

 

久しぶりに連絡し、近況を尋ね、婚約したこと、結婚式に来てほしいことを伝えると――友人は信じられないほど取り乱しました。「人の夫を奪って楽しいの? 浮かれて電話してきて…」「親友だと思ってたけどさ、近いうちに慰謝料のことで電話するつもりだったんだよね」まるで私が誰かの家庭を壊したかのように責め立ててきたのです。

 

話が噛み合わず、私は困惑しましたが、友人が言い放った名前を聞いて、体が凍りました。婚約者と友人の夫の名前が同じだったのです。


最初、友人は私の嫌がらせだと思ったそうです。けれど私が本気で混乱し、何も知らなかったことが伝わると、友人も少しずつ冷静になっていきました。

 

友人の話で確信…バラバラだった点が線に

友人は仕事で出張が多く、夫と会えない時間が多いと話します。少し前から連絡が取れないことが増え、不安になって探偵を雇い、浮気の証拠を集めていた――そう打ち明けられました。

 

私は、これまで感じていた違和感が一気に“答え合わせ”されていく感覚に襲われました。親族にも友人にも会わせない。会社名も教えない。天涯孤独だと言う。それは、既婚者だとバレないようにするためだったのだと。

 

その日のうちに、友人は彼を呼び出し、探偵の調査結果も突きつけながら追及したようです。横領の話は作り話で、実態は経営不振と負債。


友人は彼に、「私から散々お金を搾り取ってきたのに、まだたりないの? 起業のときも私が出したよね? 友人にも私にも、お金目的で近づいたんでしょ」と突きつけました。

 

 

最後の対面…「もう信じられない」

その後、彼は私の前に現れ、土下座する勢いで謝ってきました。「お前のことが本気で好きだ」「結婚したい気持ちは嘘じゃない」と必死に話してきます。けれど、私はもう何ひとつ信じられませんでした。


友人からお金が取れなくなるとわかり、次にすがりつく相手が私――そんなふうに見えてしまったのです。


友人は離婚し、不倫の慰謝料を請求しました。私は「何も知らなかった」ことが認められ、友人から私への請求はありませんでした。聞いたところによると、彼の会社は行き詰まり、倒産したそうです。


友人が仕事を頑張っている姿を見て、私もようやく気持ちを切り替え、新しい恋を探そうと思えるようになりました。次に選ぶ相手の条件は、たったひとつ。――とにかく、嘘をつかない人。今はそれだけで十分だと思っています。

 

◇ ◇ ◇

 

結婚は、人生を大きく左右する大切な選択です。だからこそ、「好き」という気持ちだけで突き進むのではなく、相手の言動に違和感がないかを冷静に見つめることも大切かもしれません。不安を感じたときは、ひとりで抱え込まず、信頼できる人に相談するなどで、一度立ち止まる勇気を持ちたいですね。

 

【取材時期:2026年2月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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