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夫「すぐ妊活するから離婚してくれ!」年上女性を連れ土下座級の謝罪→いいわよ♡3年後、涙目ですがる元夫!だって

両親を早くに亡くした私を育ててくれたのは祖父母でした。祖父母にとって私は孫であり、娘のような存在。私にとって二人は、人生そのものを支えてくれる家族でした。


そんな私も30歳になり、5歳年上の彼との結婚が決まりました。結婚式の日、祖母は夫の手を取り「この子はしっかりしているけれど、頑張りすぎてしまうところがある。どうか支えてやってください」と静かに言いました。夫は力強くうなずき「必ず幸せにします」と答えてくれたのです。祖父は人目もはばからず泣き、私も胸がいっぱいになりました。

――あのときは、この約束が破られる日が来るなんて想像すらしていませんでした。

 

夫が年上女性を連れて帰宅

ある休日の昼間。突然、玄関の鍵が開く音がしたので、私は玄関へ向かいました。すると、仕事中のはずの夫が立っていたのです。しかも、夫より明らかに年上の見知らぬ女性を連れて……。女性が夫の腕に自然に寄り添う距離感だけで、嫌な予感が背筋を走りました。

 

驚いた私は「え? 仕事は?」と尋ねると、夫が勢い良く「離婚してくれ!俺、本気なんだ!」と言い放ったのです。 続けて、夫は深刻な表情を浮かべ、「彼女、俺より5歳年上なんだよ……。もう時間がないんだ。一刻も早く彼女と再婚して、妊活したいんだ!」と呟きました。夫はさらに頷き「1年前から付き合ってる。彼女との人生を優先したいんだ。邪魔しないでくれ」と言い放ったのです。まさかの発言に、私はただ瞬きするしかありませんでした。すると、女性も落ち着いた声で「そうなの。私には時間がないの。早く結婚して、すぐにでも子どもを授かりたいの」と悪びれた様子もなく一言。その言葉に、私は一瞬戸惑いました。夫と一緒に人生を歩みたい、というより――“子どもを持つこと”だけが目的のように聞こえたからです。結婚の話をしているはずなのに、未来の家族の形ではなく、出産のタイミングばかりを気にしている。その温度差に、胸の奥がわずかにざわつきました。

 

私は怒りが込み上げるよりも先に、気持ちが冷えていくのがわかりました。幸せな生活を積み重ねてきたと思っていたのは私だけだったのです。 私は静かに言いました。あまりに突然すぎてすぐに答えを出せず、私は「今日は帰って!」と2人を追い出しました。2人が出ていったあと、私はその場に座り込みました。泣くより先に、息が浅くなって、手だけが震えていて――“一年間”という数字の重さが、じわじわ体に染みてきました。

 

土下座級の謝罪と「いいわよ」

震える手で祖母に電話をすると「帰っておいで。あなたの好きな料理を作って待ってるから」と言ってくれました。祖父母の家の台所の匂いに触れた瞬間、堪えていたものが決壊しました。私は泣きながら全部話し、祖母の肩に顔を埋めました。

 

祖父は静かに聞いたあと、低い声で「怒りで決めるな。お前が前を向ける選択をしなさい」と一言。祖母も私の手を包み「あなたの人生はあなたのもの。自分を守って」と支えてくれたのでした。

 

その夜、私は寝られず今後について考えていました。復讐したい気持ちもある。でもそれ以上に、もうこれ以上傷つきたくない……。私は“終わらせる”ことで自分を守ろうと決めました。数日後、夫と女性を呼びました。玄関を開けると、夫が床に膝をつくほどの土下座級の謝罪。しかし、額が畳につく寸前、ちらっと私の顔を見て反応を伺ったのが分かりました。謝罪というより、テスト。通ったら次に進めると思っている目でした。そして、夫は慌てて顔を上げ、私に向かって必死の作り笑いを貼り付けました。そして「ほら、ちゃんと謝ってるだろ? だからいいだろ? 離婚しよう! 本気で彼女と一緒になりたいんだ!」と言い放ったのです。その瞬間、私は妙に冷静になりました。夫は私に謝っているのではなく、“自分にとって都合のいい未来”を守るために頭を下げている。そう確信したからです。 私は「いいよ。離婚しよう」と告げました。すると、女性が「やっとわかってくれたのね! あなたは若いんだから♡まだまだ大丈夫♪」と言い、満足そうに離婚届を出してきたのです。

 

その表情を見て、私の中で最後の迷いが消えました。こんな人たちに、私の時間をこれ以上渡したくない。手続きは淡々と進み、私は離婚しました。

 

3年後、涙目ですがる元夫

――それから三年後。知らない番号から着信がありました。出ると、聞き覚えのある声が震えていました。元夫の声でした。元夫は「頼む……会ってくれない?」と、すがるような声で言うのです。ただ事ではないと感じた私は、短時間だけと決めて会うことにしました。

 

久しぶりに会った元夫は、別人のようにやつれていました。そして開口一番「……俺の子じゃなかったんだ」とポツリ。続けて「離婚してすぐ、彼女の妊娠がわかってさ。運命だと思って再婚したんだ。でも、子どもが成長するにつれて、どうしても自分に似ていない気がして……。迷った末に検査を受けた結果は、親子関係なしだった」と言うのです。元夫が問い詰めると、5歳年上の彼女は泣きながら「ごめんなさい……あのとき、どうしても子どもが欲しくて、焦ってたの。不安で、つい他の人とも……」と白状したようなのです。

 

元夫は「俺、何のために全部捨てたんだろうな」と力なく笑い、私を見つめました。夫の目はあの日と同じ、都合のいい救いを探す目をしていました。私は「恋愛と生活は違う。結婚は、どんなことがあっても一生添い遂げる覚悟が必要なもの。あなたが『本気だ』と言ったから、私は身を引いたの。その覚悟の結末を、私に肩代わりさせないで。――ここから先は、ご自分の力で片付けてください」と告げその場を去りました。

 

外に出ると、空気が驚くほど澄んでいました。私はようやく、過去を断ち切った自分を肯定できた気がしました。

 

◇ ◇ ◇

 

裏切りは、人の人生を壊します。しかし、裏切った相手のその後まで背負う必要はありません。苦しいときほど、自分の尊厳を守る選択をすること。それが未来を守る強さになるのでしょう。

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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