「子どもいないんでしょw」弟夫婦の無礼なマウント
ある親戚の集まりでのこと。弟の隣には、かつて僕から奪った元カノが、今は「弟の妻」として誇らしげに赤ん坊を抱いて座っていました。
再会するなり、弟はニヤニヤしながら僕たち夫婦に向かって言い放ちました。
「兄貴たち、まだ子どもいないんだって? 寂しいだろうし、抱っこさせてやってもいいよw」
弟の妻も、勝ち誇ったような顔で追撃してきます。
「嬉しいでしょ、本物の赤ちゃんに触れるなんて」
親戚が見守る中での、あからさまな「子どもマウント」。
僕たち夫婦も将来的に授かればいいなとは考えていましたが、わざわざ口出しされるのは不快でしかありません。
適当にあしらっていた僕ですが、隣で微笑んでいた妻の目が、次第に冷ややかになっていくのに気づきました。
妻の堪忍袋の緒が切れた瞬間
弟の煽りはエスカレートしていきます。
「跡継ぎも作れないなんて、長男失格じゃない?兄さんたち夫婦はもういい歳なのに、男として無能なのかな?w」
その言葉が終わるか終わらないかのうちに、妻が静かに、しかし凛とした声で口を開きました。
「あら、跡継ぎができて良かったですね。……“血は繋がっていなくても”」
一瞬で、その場の空気が凍りつきました。弟は顔を引きつらせ、「は……!? 何言ってるんだよ、俺の子に決まってるだろ!」と声を荒らげます。
すると妻は、わざとらしく驚いた顔をして口元を抑えました。
「……やだ! 知らなかったんですね……ごめんなさい! 今のは忘れてください」
妻の突然の暴露に、弟夫婦は顔面蒼白。
弟に詰め寄られた弟の妻は「ま、まさか疑ってるの!? そんなわけないじゃん!」と叫びますが、目は泳ぎ、明らかに狼狽しています。
「お前、まさかあの男と……!?」
弟にも心当たりがあったのでしょう。先ほどまでの傲慢な態度は消え失せ、ショックと怒りでガタガタと震え始めました。
崩れ去った弟のプライド
実は僕の妻、偶然SNSで弟の妻の「裏アカ」を特定していたのです。そこには不倫の証拠と、赤ちゃんの本当の父親についての赤裸々な愚痴が綴られていました。 見て見ぬふりをするつもりだった妻ですが、あまりに酷い侮辱に堪忍袋の緒が切れたとのことでした。
後日、DNA鑑定の結果、弟との血縁関係はないことが判明。現在、弟夫婦は泥沼の離婚裁判の真っ最中だそうです。
「あなたのことを悪く言われて、ついカッとなってしまって。赤ちゃんの将来を考えたら、言うべきではなかったかもしれないけれど……」
妻はそう反省していましたが、遅かれ早かれ明るみに出ることだったはず。僕のために怒り、毅然と立ち向かってくれた優しい妻を、改めて一生大事にしようと誓いました。
今は二人で過ごす時間を大切にしながら、いつか僕たちの元に来てくれる新しい家族を、のんびりと待ちたいと思っています。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。