きっかけは、義姉が「パートを始めた」と言い出したこと。あろうことか義姉は、「あんたの嫁ちゃんに、これから毎朝うちの娘(姪)のお弁当を作らせて! 朝7時までに私の家まで届けさせてね!」と、私の夫に命じたそうなのです。
それを断らずに引き受けてしまう夫にもあきれました。昔から義姉に振り回されてきた夫は、逆らえない主従関係が染み付いてしまっていたようです。
夫が身をもって知った家事の過酷さ
夫に懇願され、私はひとまず条件付きで引き受けることにしました。その条件とは、私が担当している家事の一部を夫が代わること。私にも仕事があり、朝は1分1秒を争う忙しさです。毎朝のルーティンであるお風呂・トイレ掃除、そして洗濯を夫に任せることで手を打ちました。
しかし、この生活はたった1日で幕を閉じました。夫が朝の家事の多さに音を上げたのです。夫は自ら義姉に「もう無理だ」と断りの電話を入れてくれました。夫が私の日頃の苦労を理解し、義姉の要求がいかに常識外れかを痛感する良い機会になったと、私は内心ホッとしていました。
ところが、話はここで終わりませんでした。その数日後、私は仕事中のはずの義姉を、意外な場所で見かけたのです。不審に思った私は、念のため義姉の姿をスマホで動画撮影しておくことにしました。
女子会中に怒鳴り込んできた義姉
ある日、私が自宅で女子会を楽しんでいると、義姉から電話がかかってきました。あまりにしつこいので電話に出ると、お弁当作りを再度依頼されたのです。
私が丁寧にお断りすると、「家族に協力できないなんて嫁の自覚が足りない!」「夫の姉の言うことくらい聞きなさいよ!」と激昂。
義姉は電話だけでは怒りが収まらなかったようで、その後わが家に突撃訪問してきました。鬼の形相で家の中にズカズカ入ってきた義姉でしたが、居合わせた女子会メンバーを見てフリーズ。真っ青な顔をして立ち尽くしたのです。
なぜなら、そこには義母と私の実母がいたから! 私たち、最近本当に仲がいいのです。
家族会議で突きつけられた代償
オロオロするばかりの義姉に代わって私が事情を説明したところ、義母は激怒。私は追い打ちをかけるように、先日撮影した動画を見せました。
実は義姉はパートなどしておらず、不倫相手との密会を重ねていたのです。動画には、義姉が見知らぬ男性と腕を組んでホテルへ入っていく姿がはっきりと映っていました。
その後、親族を集めて家族会議が開かれました。何も知らされていなかった義兄は、あまりの裏切りにがくぜん。
「不倫相手と会う時間を確保するために『パートに出る』なんて嘘をついて、そのうえ娘の弁当作りを弟夫婦に押し付けていたのか……」と絶句していました。そして、義兄はその場で義姉に離婚を突きつけたのでした。
子どものことを自分で担わず他人に押し付け、その裏で浮気をしていたとなれば、家族の信頼が揺らいでしまうのも無理はありません。家族との向き合い方について、改めて深く考えさせられる出来事でした。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。