パン作りに目覚めた義父
夫から「最近、父がパン作りにハマっているみたい」と聞き、「家でパンが焼けるなんてすごいね!」と夫婦で会話を弾ませていました。その話が義父の耳に入り、私たちにもパンを焼いてくれることに。
夫は月に一度、実家に顔を出しています。翌月、義父は約束通り手作りパンを持たせてくれました。早速スライスして食べてみると、生地はふわふわ。お店のものとは一味違う、ホームメイドならではのおいしさに、私もすっかり気に入りました。
まさか、パンの中に…!?
ところが、パンを食べ終えた直後のことです。わが家では一度も見たことがなかったゴキブリを、室内で目撃してしまったのです。初めての遭遇にパニックになりながら、申し訳ないけれど「まさか、義実家から持ち帰ったパンの袋に入っていたんじゃ……」という予感が頭をよぎりました。
後日、夫が「パン、好評だったよ」と味の感想を伝えると、義父はその翌月もパンを持たせてくれました。しかし、受け取ったポリ袋の中を見て、私は凍りつきました。
1cmほどの小さなゴキブリが生きたまま、パンと一緒に袋の中に入っていたのです。
「やっぱり、前のパンもそうだったのかも……」と、思わずゾッとしました。
どうやら義父は、パンが焼けたあと、粗熱を取るためにむき出しのまま部屋にしばらく置いていたそうです。私もベーカリーでの勤務経験があるため、その工程自体は理解できます。けれど、衛生面にはもう少し気を付けてほしかったというのが本音でした。
夫がこの事実を伝えると、義父はとても申し訳なく思ったそうで、それ以来パン作りをやめてしまいました。義父のやさしさもうれしかったですし、パンも本当においしかったので、今度は衛生面に気を付けて再開してくれる日がくればいいなと願っています。
著者:堀川京香/30代女性。2020年生まれ、2022年生まれの女の子を育児中の2歳差姉妹ママ。生理不順を機に前職を退職。自身の経験を元に妊活・出産・育児について執筆中
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年2月)
※AI生成画像を使用しています