チョコを喜んでくれた彼を安心させたくて…
バレンタイン当日、私は手作りチョコを渡すために彼との約束の場所に向かいました。彼はチョコを受け取るとすぐに、「お店で売っているものみたいだね!」と大げさなほど喜び、同時に私をとても褒めてくれました。
もともとスイーツ作りは得意ではなく、そんな大げさに喜ばれて期待外れだったら……なんてことになったらと思った私は、彼を安心させるために「職場でもチョコを配ったんだけど、味の評判はよかったから心配しないでね!」と言葉を付け加えると……。
なんと彼が纏う空気が一変。彼からは「なんで会社の男にまであげる必要があるの?」と、冷たいひと言が飛んできました。
私を置いて走り去る彼
彼は続けて、「(会社に)気になる男がいるんじゃないの? もうこのチョコ、食べたくなくなった」と言い、なんと渡したチョコをその場に置いてしまいました。もちろん、会社に気になる人がいるからチョコを配ったわけではありません。私はすぐに否定し、職場の付き合いで配っただけだと説明したのですが……。彼は聞く耳を持ってくれませんでした。
その後、機嫌を損ねてしまった彼に、なぜか私が何度も謝ることになりました。
そして、悪いことは重なるもの。翌週、仕事後のデートのために彼が職場まで迎えに来てくれたのですが、その車は私を乗せることなく、突然走り去ってしまったのです。
沈黙の2日間と、軽すぎる「ごめん」
理由もわからず慌てて彼に連絡をすると、彼からは「今日は会う気になれない」と一方的に告げられてしまいました。私は朝から今までの出来事を思い出しては「どうして?」と、考えていると……。
ふと「あること」を思いつきました。それは、同僚の男性と偶然、同じタイミングで職場の出口を出たことでした。やましいことは何もありません。単にタイミングが一緒だったというだけで、軽く会話を交わした程度でした。
きっと彼の中で、バレンタインの出来事と結びついてしまったのでしょう。私は彼の誤解をときたく、彼に状況を記した長文メッセージを送りました。
しかし、彼からすぐ返信はありませんでした。不安に思っていると……メッセージを送って3日目、彼から返事が。内容は「俺の気にしすぎかも、ごめん」とひと言のみ。
あまりにも軽く、私の不安や不快感に寄り添う言葉はありません。なんともモヤッとした気持ちが残って……。彼は「私への愛情を素直に伝えてくれる、穏やかでやさしい人」というイメージを抱いていました。しかし実際は、嫉妬心の強いタイプだったのです。バレンタインに、彼の知られざる一面を知るとは思いませんでしたし、人の本性はわからないものだと感じた出来事となりました。
著者:榊原愛七/30代女性・1児の母。看護師・カウンセラー兼、恋愛エピソードを執筆するライター。
イラスト:マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年1月)
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