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「下痢が止まらない…」2週間続いたおなかの不調。難病を覚悟した末に医師が告げた病名とは【体験談】

年末の忘年会の直後、食あたりと思われる激しい水溶性の下痢が始まりました。食あたりなら、細菌やウイルスが排出さえすれば数日で回復すると、私自身も過去に経験がありました。ところが今回は、1週間が過ぎても、処方された薬を飲んでも快方に向かわず、ネット検索をすると、そこには恐ろしい病名が書き連ねられていて……。結局、丸2週間続いた症状に下された診断とは?

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師菊池大和先生
医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長

地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。
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忘年会直後の下痢症状は食あたり?

とある仕事が一段落して、年末にスタッフと打ち上げを兼ねた忘年会をすることになりました。私が幹事となって、スペイン料理のレストランを予約。当日は年齢の近い女性ばかり4人で仕事の話、家族の話、老後の話に花を咲かせつつ、飲み放題で豪華なコース料理をおいしくいただきました。

 

ところが、帰宅してすぐにおなかがゴロゴロし始め、朝方までトイレに駆け込むこと十数回。腹痛や嘔吐、発熱などはなく、症状は水っぽい水溶性の下痢だけだったので「軽い食あたりかな……」と軽く見ていました。

 

一晩でおなかの中のものはほぼ出切ったと思われたので、翌日はこまめに水分補給しながら消化に良い雑炊を食べ、安静に過ごしました。しかし、食べると再び下痢。夜、お風呂に入っておなかを温めると下痢が治まり、翌朝には「治ったかな」と安心したのですが、軽く食事をすると午後からまた下痢が再発。

 

念のため、同席者にも連絡を取ってみましたが、同じ症状の人はいませんでした。その後も状況はほぼ変わらないまま、あっという間に1週間が過ぎようとしていました。

 

ほかの病気を疑うと怖い病気がズラリ

さすがに回復する兆しがないので、私は消化器内科を受診しました。医師はエコーで内臓が腫れていないことを確認すると、1週間分の下痢止めと整腸剤や漢方薬を処方してくれました。また、「念のため検査をしておこうか」と言われて、別室で看護師に綿棒のようなものをおしりに挿され、1週間後にもう一度受診して結果を聞くことになりました。

 

それから1週間、処方された薬を飲み続けましたが、おなかの調子はほとんど変化がありません。過去の食あたりでは、下痢とともに激しい腹痛や嘔吐もあったので「もしかしたら今回は別の病気なのでは?」と急に心配になってきました。

 

スマホで「腹痛や嘔吐を伴わない長引く下痢」について検索してみると「潰瘍性大腸炎」「クローン病」といった国の指定難病や、「大腸がん」といった恐ろしい病名が並んでいました。

 

私は怖くなって、それらの病気になると体にどんな異変が起こるのか、どんな治療方法があるのかを細かく調べ始め、その深刻さに不安を募らせながら「次の受診日までに治らなければ、精密検査をしてもらうしかない」と覚悟を決めました。

 

 

2週間後ピタリと下痢が治った病気は?

ところが、予約した受診日の前日になると、あんなにひどかった下痢がピタリと止んだのです。翌日、消化器内科で医師に経過を報告。検査の結果も陰性だったことから、医師に告げられたのは「いわゆるおなかの風邪でしょうね」でした。

 

「おなかの……風邪?」

 

これまで経験したことのない下痢症状に深刻な病気を疑って、精密検査を受ける覚悟までしていたのに、なんだか私は肩透かしをくらった気分でした。

 

「おなかの風邪」をネットで検索すると「ウイルスや細菌が胃腸に感染して起こる感染性胃腸炎」などと書かれています。水様便のほかに、腹痛や嘔吐、発熱も同時に見られるのが一般的だそうですが、中には腹痛や嘔吐が見られないケースもあるとのこと。ほとんどの場合、3日~1週間くらいで症状が治まるものの、高齢者や免疫力が低い人は長引く場合があると書かれていました。

 

まとめ

長引くあまり、指定難病やがんまで疑った下痢症状は、結局「おなかの風邪」で終わりました。2週間も長引いたのは、ゴールデンウィークもお盆もほぼ休みが取れないまま、半年以上仕事に追われていた過密スケジュールで、疲労が蓄積し、免疫力が低下していたのだろうと思います。昔だったら、軽く済んでいたような病気も、50代になると思いの外重症になってしまうのを身をもって味わい、もう少し自分の体をいたわらないといけない年になったのだなぁと痛感しました。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

監修:菊池大和先生(医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長)

著者:あらた繭子/50代女性。1999年生まれの息子と2005年生まれの娘をもつフリーライター。長年にわたる無茶な仕事ぶりがたたり、満身創痍の身体にムチを打つ毎日。目下の癒やしは休日のガーデニングと深夜のKPOP動画視聴。

イラスト:sawawa

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年1月)

 

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