想像していなかった夫の涙
私の祖父の葬儀が始まった直後、隣に座っていた夫が、突然声を抑えきれないほど激しく泣き始めました。
私は祖父との別れに向き合う覚悟でいましたが、想像していなかった夫の涙に気を取られ、意識はすっかりそちらに向いてしまいました。祖父を思って泣こうとしても気持ちが追いつかず、結果的に私はほとんど泣けないまま、式は進んでいきました。
夫と祖父の関係性
夫がそこまで感情をあらわにする姿を見て、私は、2人がどれくらい面識があったのかを考えていました。夫と祖父は、顔を合わせた回数が3回ほどでした。祖父は認知症を患っており、落ち着いて言葉を交わすことも難しかったため、深く関わる機会は多くありませんでした。
それでも夫は、私の家族として祖父を見送りたいという思いで、その場にいたのだと思います。
泣けなかった自分への戸惑い
祖父との別れがどんどん現実味を帯びていき、私の悲しみも増していきました。ただ、夫が先に感情をあふれさせたことで、私は自分の気持ちを表に出すタイミングを見失ってしまいました。泣くべき場面で泣けなかったことに対して、葬儀が終わった後も心のどこかに戸惑いが残りました。
まとめ
私はお葬式の場で涙を流すことができませんでしたが、夫が真剣に祖父との別れと向き合っている姿を目の当たりにし、少しうれしい気持ちにもなりました。私はこれから時間をかけて、自分なりに祖父との別れをかみしめていきたいと思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:佐藤たけまる/30代女性・会社員
イラスト:マキノ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年1月)
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