「両方もらっていくな」上司と妻の裏切り
その日、嫌味な直属の上司から突然呼び出されました。なんと、私が苦労してまとめた大型契約の担当から外れろと言うのです。結局、手柄はすべて上司に横取りされてしまいました。
さらに絶望的な出来事が重なります。あろうことか、妻がその上司と不倫していることが発覚したのです。私を嘲笑うかのように「嫁と成果、両方もらっていくな」と肩を並べる2人……。
妻の不倫相手が直属の上司ということもあり、これ以上会社での立場を悪くして泥沼化させる気力も残っていなかった私は、慰謝料の請求すら諦め、静かに離婚届に判を押しました。仕事の成果も家庭も失い、何もかもに絶望していました。
社長「私と一緒に来ない?」人生が一変
すべてを失い、いっそ会社を辞めようかと考えていた私。そんなとき、思いがけない人物から声をかけられました。それは、若くしてグループのトップに立つ、女社長でした。
「あなたの陰での努力をずっと見てきましたし、実力もわかっています。私と一緒に来ませんか」驚くべきことに、社長は社運を賭けた海外新規支店の立ち上げメンバーとして、私を抜擢してくれたのです。
私の提出した企画書やこれまでの働きぶりを、ずっと評価していたとのことでした。私は社長の言葉に救われ、海外行きを決意しました。
元妻と元上司に待っていた自業自得の末路
海外に渡った私は、しがらみのない環境の中で本来の力を発揮することができました。そして、ほかの社員と協力しながら新規事業を軌道に乗せ、大成功へと導くことができたのです。
一方、元妻と元上司はというと……。実力がないのに手柄だけを奪った元上司は、私から引き継いだプロジェクトを早々に頓挫させ、会社に大損害を与えて左遷されたそうです。
優雅な生活を夢見て上司に乗り換えた元妻も、元上司の収入が激減したことで激怒。毎日のようにお金のことで揉め、結局すぐに愛想をつかして別れたと風の噂で聞きました。
後日、出世を果たして一時帰国した私の元に、「やっぱり私にはあなたしかいないの!」と元妻がすり寄ってきました。しかし、今の私には別に気になる女性がいます。
なので、私は「悪いけど、君の相手をしている暇はない」と言い、その場を後にしました。どん底から這い上がり、最高の逆転劇を果たすことができて、本当にスカッとしました!
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今回のように、自分を正当に評価してくれる存在との出会いが、人生を大きく好転させることもあります。つらい状況にあっても自分の価値を見失わず、誠実に努力を積み重ねていくことの大切さを改めて考えさせられますね。
【取材時期:2026年2月】
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。